歯科における医院設計(新規施工・リフォームによる事業拡大について)

歯科医院の開業までのプロセスについて

歯科医院において、開業を考える場合に大きく分けてテナント開業か、土地の購入も含めた戸建て開業かによって進め方が大きく違います。
開業資金もテナント開業であればイチからで5000万円程度であり、戸建て開業ですと大まかに1億~2億はかかります。
現在東京オリンピックに向けて施工単価が上がっているので変動はありますが、テナント開業においての施工費用は坪当たり40万円程度。
また戸建て開業においての施工費用は坪当たり60万円程度、開院までの工事期間はテナントで2週間~1か月程度。戸建て開業で8か月程度となります。
施工業者は地元の業者に依頼することが多いかと思いますので、設計事務所の紹介か地元で先行して歯科医院の施工を行っている業者を先輩歯科医師から紹介を受けるとスムーズでしょう。

歯科医院の新規開業・リフォームについて

テナント、戸建て含めた新規施工開業のメリットとデメリットのポイントをまとめますと
<メリット>
・クリニックコンセプト、デザインも含めて自分の好みを前面に打ち出すことできる
<デメリット>
・自由度は高いが、何か参考となるモデルがないと考えがまとまらない場合がある
・費用、金額はどうしても居ぬき開業より高くつく
 
逆に居ぬき物件での開業メリット・デメリットは
<メリット>
・現在配置してある機器をそのまま使用するのであれば費用が圧倒的に抑えられる
<デメリット>
・元々の内容や配置を踏襲する形となるので、その形に合わせたオペレーションを組む必要がある
・元々の歯科医院が患者さんからの評判が悪いと、それを払しょくするためにイメージを抜本的に変えなくてはならない

新規施工・リフォーム時の施工事業者の選び方について

新規施工時、リフォーム時の施工事業者選び方のポイントとしては、一番スムーズであるのはやはり気心の知れた方からの紹介となります。
ただ、先輩の診療所とはイメージを大きく変えていきたいとなると、自身で業者選定をする必要があります。
このような場合はホームページで歯科医院(もしくは他科の医療機関)の新築事例やリフォーム事例を探し、自分のイメージと近い事例を持つ会社に依頼するのが良いです。
また税理士や、歯科の卸業者の方等、歯科や地元企業とつながりの深い方に相談をし、計画を練っていくことでより良い開院を迎えられることでしょう。

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