歯科医院における新規開業の新常識

2019年01月23日 (水)

コラムテーマ:
新規開業

皆さんこんにちは。
船井総研の岡崎です。
 
今日は新規開業についてお伝えしていきたいと思います。
新規開業については、これまでもこちらのコラムで記載して参りましたが、トレンドや開業の正攻法も少しづつ変化して来ています。
 
まずは近年のトレンドを解説していきます。
 
①採用ファースト開業が主流
 
患者さんは来ても、勤める人がいない時代である事を理解している。とは言え、開業前は患者数に一喜一憂するものだと思いますが、目線の高い先生は、すでに採用ファースト経営に移行しています。地方だから悪いということではなく、地方なら初めから他院との差別化、福利厚生などを充実準備などを想定すべきということです。むしろ都市圏のほうが採用レベルは上がっていますので、どっちが良いかという議論は難しいところです。
 
②専門性の追求
 
一般診療主体の何でも屋スタイルでは、数年は良くても、長い将来を考えると、頭打ちがくるケースがあります。欠損分野、矯正分野などで1つ以上の武器を身につけている方が多くなっています。
 
③小児強化、矯正強化型の増えている
 
ターゲットとして、開業時から小児をメイン患者にされている医院が増えています。MFTやMRCの技術を開業前から仕込み、開業後に一気に成果を上げられている方々も多くいらっしゃいます。
 
④開業当初から高度な機器を導入している
 
CT、セレックなど高額な機器を当初から導入している医院も少なくはありません。それほど自己資金に余裕がある状態ということも言えるかと思います。
 
次に開業時の正攻法についてです。
 
①物件選定は数が大事
 
物件選定はいつの時代も難しいものです。100点の物件はなかなかありませんが、80点はあると考えています。その物件に出会うためには、様々なところから情報を仕入れるようにして下さい。
 
②開業前から(変更前提で)診療戦略、経営戦略を様々な方へ相談している
 
歯科医師においても経営スキルは必須の時代です。経営とは資金繰りだけではありません。開業後は従業員も疲弊することが多く、経営者自身も様々なストレスを感じながら、フォローをして行かなければいけません。欠員が出ればすぐさま採用活動であり、無理が過ぎと大量離職のリスクもあります。
 
③業者さんの話をすべて鵜呑みにしない
 
開業前は様々なところから情報が入ってきて、どれを信頼するべきなのか、自問自答することになるかと思います。その時に一番リスクなのが一つの情報だけで意思決定してしまう事です。業者さんは基本的には自分の利害の中で判断することも多く、それがベターなのかは、疑問視されることもあります。
 
④内覧会によるスタートダッシュ
 
内覧会の費用対効果は良いと思います。よっぽどのことがない限り、確実にやった方がいいと思います。
 
⑤WEB戦略は完璧
 
WEB戦略も完璧な医院が多いです。サイト制作からSEO、リスティング広告、動画、ポータルサイトなど開業前に学び、実践している方はとても成果までが早く、効率的です。
 
⑥診療時間や曜日も無理がない
 
日曜診療はこの時代には合わないと思います。初めは患者数が欲しいので、夜間診療なども行いたいところですが、冒頭にも記載したように、患者より従業員を集めることに苦労する時代です。
 
以上が私の見立てとなります。
 
定期的に新規開業関連について、こちらのコラムで取り上げていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします。
 
岡崎

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この記事を書いたコンサルタント

岡崎 晃平

プロフィール詳細

山形県出身。船井総研に入社以来、メディカルチームに配属され歯科医院を中心に、皮膚科・耳鼻咽喉科などのプロジェクトに携わる。
現在は、新規開業から医院活性化まで、幅広い経験と知識で多くの院長先生方より支持を受けている。
日々、“どんな時代になっても持続可能な歯科医院を創る”というコンサルティングモットーのもと、全国各地の歯科医院を行脚する、メディカルチーム有望の若手である。

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