分院展開の留意点

2019年01月25日 (金)

コラムテーマ:
院外マーケティング

こんにちは。
歯科経営コンサルティンググループの歯科コンサルタントチームです。
本日は「分院展開」について、ご記載させて頂きます。
これから分院展開をしていこうという医院様も多いかと思います。
その際、いくつか留意点を抑えておく必要があります。
①立地・規模選定を慎重に
船井総研では「差別化の8要素」という考え方があります。
・立地(人口・世帯増減)
・規模(ユニット台数)
・のれん(地域ブランド・歴史)
・商品力(商品取り扱いメニュー)
・販促力(WEB販促・院内販促)
・接遇力(基本接遇力、カウンセリング力)
・価格力(相場価格との比較)
・固定客化力(会員、リコール、紹介)
この8つが揃っていたら成功する確率が高まるという考えです。
また、こちらの順番も重要で、立地・規模に関しては、非常に需要です。
※一度決めたら変えることが困難でもあります。
それ故に最初の立地前提、規模を考慮して展開していくことが望ましいです。
これは新規開業でも同じことが言えます。
では、どのように選べばいいかということになります。
これは商圏や将来人口などと照らし合わせながら決めていくとベストです。
つまり、一概に、駅前立地が良いとは断言出来ません。
選定した立地が将来人口がどうなっているか、
自身のやりたい診療内容とマッチしているかという観点が重要です。
また居抜き物件も増えていますが、
こちらも居抜き前の状況をしっかり把握した上で判断するべきです。
②理事長の目が届く範囲に
分院を出す際、理事長が目が届く範囲(すぐ行ける距離)に出すことが望ましいです。
よく分院が遠いため、ほぼ任せきりというケースも多いです。
勿論、分院長が自身で経営する能力がある場合は、大丈夫です。
ただ本来、理事長が定期的に訪問出来るような体制を構築するのが良いと考えられます。
また、毎回訪問しなくとも、業績の推移を常に共有出来るような仕組みや会議体系の構築が大事です。
WEB上でもいいので、会議・打ち合わせを理事長・分院長間で定期的に実施していくことも重要です。
③本院のシステムのスライド
本院が上手くいっているのであれば、
肝となる部分を分院にもスライドさせると成功しやすいです。
開業前の段階で本院の仕組み(カウンセリングや治療フローなど)をレクチャーする場を設けると良いです。
出来れば右腕となる人が分院に落とし込んで頂くことが望ましいですが、
該当する方がいなければ、理事長でも構わないと思います。
他にも細かく留意しなければいけない点もありますが、今回はこの3つについて記載させて頂きました。
是非、分院展開のご参考にして下さい。
歯科医院の分院展開の無料相談はこちらから
 
歯科コンサルタントチーム

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×