【2020年改定解説】小児口唇閉鎖力検査|2020年診療報酬改定新設項目を解説!
- コラムテーマ:
- 診療報酬改定・保険改正
皆様、今回は2020年診療報酬改定の新設項目である「小児口唇閉鎖力検査」を解説します。
小児口唇閉鎖力検査(1回につき) 100点 (新設)
注 小児口唇閉鎖力測定を行った場合は、3月に1回に限り算定する。
いわゆる口ポカン患者への対策項目であり、今回の新設項目となります。
たった100点か~と思うか、おっ!これでもう100点を加算できるのか!
と考えるのは時流を考えているか、そうではないかの違いによります。
現代病といわれる症状に対しての保険の項目化までの早さがこれまでは異なり、真剣に歯科診療にかかわってきた方々には追い風といえます。
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小児口唇閉鎖力検査といえば、有名なところでいうと
「松風社のりっぷるくん」です。
おそらく4月以降は品薄になるではないかと思われます。
今回の2020年診療報酬改定をにみると、
2018年改定時のような「か強診優遇」「SPT(2」)「Ce加算」などの大きな目玉は少ないように思いますが、
私自身、予防の時代がさらに一段階上がったと感じるようになります。
8020の号令でカリエス予防で一定の成績を示し、
SPTの新設により現代病ペリオ予防に着手し、
ペリオ予防(SPT)を中心として、様々な口腔機能検査をオプション的に加算可能にすることで、
オーラルフレイルや小児の口腔機能改善を示し始めました。
つまり「カリエス」→「ペリオ」→「フレイル」の順番になってきており、
時流は「SPTを中心とした機能改善」を行うことです。
確実に時代は変わってきています。
ぜひこの流れを先取りしていきましょう。
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◾️この記事を書いたコンサルタント
岡崎 晃平
山形県出身。船井総研に入社以来、メディカルチームに配属され歯科医院を中心に、皮膚科・耳鼻咽喉科などのプロジェクトに携わる。
現在は、新規開業から医院活性化まで、幅広い経験と知識で多くの院長先生方より支持を受けている。
日々、“どんな時代になっても持続可能な歯科医院を創る”というコンサルティングモットーのもと、全国各地の歯科医院を行脚する、メディカルチーム有望の若手である。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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