歯科医院経営のイロハ④〜売り上げ目標の目安とは!?【船井総研】
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読者の皆様
これから新規開業、分院展開を考えている皆様、こんにちは。今回は、歯科医院開業を考えてい歯科医師の先生方に、ぜひ知っていただきたい内容になっております。 これから歯科医院経営のイロハである歯科医院の売り上げ目標の目安について解説致します。
歯科業界には年商目標一億円、一億円の壁というものが存在しています。ですがそれはユニット数によって難易度が全く違うということをご存じでしょうか?
外来診療の重要数値と外来診療の売上目標の二点をお話していきたいと思います。
外来診療の重要数値は都市型・地方型、診療曜日、営業時間は1日あたり8時間として想定しております。以下のデータが重要となります。
・一日当たり来院数:チェア×10名
これは一日あたりの来院数の目安で、例えばチェア5台の医院だと50名、3台であれば30名の来院数が目安ということになります。
・レセプト枚数:チェア1台×120枚
これは小児患者が多い場合は多くなりますが、小児メインではなく、顧客の年齢層が平均的なところはこの目安ということになります。
・レセプト単価:1400点/枚
これは今どきの予防歯科であるメンテナンスを確保しながら自費を持ち、収益性の高い医院の1枚当たりの診療点数の目安となります。
・メンテナンス人数:チェア(すべてでなく、歯科衛生士が使う予防、メンテナンスで使うチェアのみ)×150名(ひと月で)
例を挙げると、チェアを5台のうち、2台を先生の治療に使用する場合、その他3台当たりのひと月の合計人数の目安となります。
これらをすべて満たすような形で歯科医院の業績を考えていくと、外来診療の売り上げ目標は
・チェア(1台)×250万円
・自費率:20~30%
となります。目標なので少し高い数値となっているかもしれませんが、決して無理な値ではないと思います。例としてはユニット4台×250万円×12か月=1.2億円となり、「一億の壁を突破」することができます。
このように順調に業績を伸ばしていけば開業から2年あればチェア当たり200~250万円は十分可能性があると考えております。
そのために開業地選び、スタッフの教育制度の確立、そして今回紹介した数値目標をしっかり考えていきましょう!
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◾️この記事を書いたコンサルタント
眞野 泰一
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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