訪問歯科のスタートアップに必要なこと

いつもお世話になっております、地域医療連携チームの松本孝平です。

新型コロナウイルス感染拡大が叫ばれる中、感染防止対策をとりながら、
日々の診療に取り組まれている医院様も多いことと存じます。
皆様のお取り組みに、心より敬意を表すと同時に、ご自身の健康管理にも御心配りされることを切に願います。
今回のメールマガジンでは、改めて「訪問歯科の本格参入にあたり必要な動き」についてお伝えさせていただきます。

厚生労働省から2020年の診療報酬改定についての情報が開示されましたが、引き続き外来では予防歯科への評価の流れが継続しており、SPTⅡ算定によるメンテナンス体制構築が、安定したレセプト枚数、売上の確保に重要な点になっているかと思います。

そのSPTⅡの算定に必要なかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)の取得の条件については、訪問回数5回、また諸選択項目について、今回の報酬改定では今のところは変わることはないかと存じます。(3月執筆時点)

しかし、周知の通り、高齢化は今後も進むことが確実で、団塊の世代が65歳を超える2025年以降は訪問歯科のニーズが一層高まっていくと言われております。また2018年の診療報酬改定時、か強診取得に必要な訪問件数が1回から5回に変更となったように、今後もこの件数は増加する可能性があると考えております。また、もっと言えば、か強診維持のために訪問歯科を実施するというのではなく、社会性の面でも収益性の面でも、本格的に訪問歯科に関わり続けていくべきだとも感じるところです。

それでは、「本格的に訪問歯科に参入するにあたり必要な動き」を少しだけご紹介いたします。外来への影響や大きな負担を想像されますが、まったくそうではありません。最初は外来診療の延長で取り組みが可能と考えています。

まずは、「院内広報の実施」です。チェア毎に分かりやすい位置にポスター貼付をし、受付ではパンフレット配布を徹底します。また問診票には下記項目を追加していただくといいでしょう。

①65歳以上の方と同居しているか?
②その方は介護保険を受けているか?
上記2点に該当する方がいましたら、是非詳細を患者様から聞いてみてください。
訪問歯科のニーズの可能性が高いと思います。

「訪問歯科の患者が増えてしまって、最初から患者数が増加したらどうしよう」と思っている方もいるかと思います。しかし、上記の施策を1年間徹底して行っても、訪問歯科患者数は最大で14件程度であり(当チーム収集の情報により)、外来からの告知程度であれば、まず大きな負担を強いられる件数にはなりません。

次に、訪問希望の患者様が見つかった場合。下記のようなご相談が多く御座います。
①診療時、必要な資料は何なのか?
②何を準備して持っていけば良いのか?
③院内広報以外に患者様を増やす方法は?

これらをまず理解しないと、訪問歯科への本格参入は難しいかもしれません……。
そこで訪問歯科の本格的な参入から拡大までのノウハウを余すことなくお伝えする全6回(か強診コースは全3回)の集中講座を開催する運びになりました。

ゲスト講師は、摂食嚥下対応や歯科の食支援の分野で業界の権威であられる北海道帯広市の医療法人社団秀和会つがやす歯科医院の理事長・栂安秀樹先生をお招きし、過去より開催してきました研修会をさらに強力にアップデート、全3回の『か強診対応コース』、全6回の『訪問歯科本格立ち上げ・拡大コース』よりお選びいただき、目的に合った内容で受講いただけます。

2020年度も参加者様満足の観点から、現時点で残り3院様分になっております。
訪問歯科参入にご興味がある、本格的に参入していきたい医院様のお問い合わせ、お申込みをお待ちしております。

↓↓↓<訪問歯科の入門・実践講座はコチラ>↓↓↓
船井総研(集患マーケティング)×つがやす歯科医院(診療技術)
2025年問題(超高齢化、人口減、通院困難層の増加)を見据えた
生活支援型・訪問歯科モデル 集中講座2020

★申込み方法★
下記のURLから今回の「船井総研×つがやす歯科医院研修会」の特設ホームページを作成しておりますので、こちらから詳細をご覧頂けます。
https://lpsec.funaisoken.co.jp/funai-dental/seminar/0129_lp/
(※今回は代表者の参加は原則必須です。またDH・スタッフ・CNなど何名でも同伴は可能です。)

以上、ご拝読いただき、誠にありがとうございました。

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