【重要】100年時代の人生戦略と2025年問題から捉える、歯科業界の時流

皆さまこんにちは。
船井総合研究所の伊藤崇でございます。

いつもメールマガジンをお読みいただき、
誠にありがとうございます。

今回は表題の内容についてレポートをさせていただきます。

■人生100年時代とは

これまで、100歳まで生きられる割合は全人口の1~2%でした。
しかし、2007年生まれ(今の中学2年生)は100歳まで生きられる確率が50%にまで増加すると言われています。
これが、人生100年時代です。

大手企業の終身雇用が終焉を迎えた中で、劇的に伸びていく寿命に対応するために、「教育~仕事~引退」の固定化した人生のステージは、インディペンデント・プロデューサーやポートフォリオ・ワーカーのように、流動的になる新しい人生設計に変わる必要があります。

■100年時代の人生戦略

結論、健康年齢を上げることが求められます。

理由は、不健康で孤独な老後を送るリスクを下げるために、有形資産(現金・株・不動産などの金融資産)だけではなく、無形資産(生産性資産、活力資産、変身資産などの形は無いが価値のある資産)を増やす必要があるからです。

そのためには、健康年齢を上げる必要があります。

この「健康年齢を上げる」ことは、2025年問題への対応が必然となっているわが国の方針と密接に関わっています。

■2025年問題と国の方針

2025年から、団塊の世代約2,200万人が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、“超・超高齢社会”となります。
厚生労働省の推計によると、医療給付費は2012年度(予算ベース)の35.1兆円から2025年には1.5倍の54兆円にのぼります。

国民の医療費を下げるために、メタボリックドミノの川上にアプローチすることで「健康年齢を上げる」ことが国策として始まっています。

今年度の診療報酬改定では、歯周疾患管理・P重防・口唇閉鎖力検査、か強診による長期継続管理を中心とした機能対応型予防への転換により、訪問歯科診療の推奨が更に明確になりました。

つまり、人生100年時代と2025年問題から、歯科に求められる時流は国民の健康年齢を上げる訪問歯科診療であるといえます。
そのため、歯科医師が院長先生しか居ないことを理由に、訪問歯科診療の参入を躊躇されていた歯科医院様も、訪問歯科診療の対応が求められてまいります。

■訪問歯科診療における現場の今

新型コロナウイルス感染症の感染防止を理由に、訪問歯科診療の受け入れを休止している介護施設が一定数あります。
しかし、新型コロナウイルス感染症の感染防止による訪問歯科診療の休止連絡を受けやすい歯科医院様と、休止連絡を受けにくい歯科医院様の違いが、ご支援先様の現場から見えてきました。

また、多くの歯科医院様が再開の連絡を待っている間に、一部の歯科医院様は空いた時間を利用して広報活動を行っています。そのため、介護施設の協力歯科が変わっているケースがいくつか報告されています。

この度、「訪問歯科診療の受け入れ休止を受けにくい歯科医院様の特徴」と「今こそ効果の高い広報活動」のご案内のために、下記セミナーを企画しました。

本セミナーが、ご受講いただきました先生のお役立ちになれば幸いでございます。

■セミナートピックスの一部紹介

・訪問歯科診療の先進医院「つがやす歯科医院」様による、具体的な対策とは
・「ケア」「メンテナンス」は介護施設から断られる!「歯周病安定期治療」の説明
・今こそ効果の高い広報活動「ニュースレター」

■<オンラインセミナー>訪問歯科・新型コロナウイルスの影響と対策を徹底討論

2020年8月30日(日)10:30~12:00
高齢者・訪問歯科の分野で全国的に著名な、つがやす歯科医院 理事長・栂安秀樹先生にご登壇いただき、訪問歯科の分野で今求められる考え方と施策をご教示いただきます。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/060968

短い時間でお伝えできることは限られますが、皆様の活動の一助となりましたら幸いです。

以上、
拝読いただきまして、誠にありがとうございました。

 

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