ホームページの効果がでない?‐歯科医院経営のツボ‐
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皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
ホームページを作ったのは良いが、
「期待するような効果がでていない」。
これが多くの院長先生の本音ではないでしょうか?
ただ、このようにおっしゃられる院長先生に、
「月間のホームページのアクセス数を教えていただけますか?」
と質問すると答えが返ってこない場合が多い。
もしくは、
「制作会社から報告は受けているんだけれど覚えていない」。
このような院長先生に共通しているのが、
「ホームページを作りさえすれば集患につながる」
と一種の思い込みを持っているということ。
ホームページのアクセス数の目安としては、
ユニークユーザー(※リピートを含まないホームページの訪問数)が、
月間で1000人を越えていれば、
歯科医院のホームページとしては非常に高い値といえます。
この1000人の内約1%~3%が予約につながっていれば、
そのホームページは十分機能を果たしているといえるでしょう。
ただ、何の対策もせずに、
この数字を達成しているような医院はありません。
ホームページの効果がでていないと思われている院長先生は、
「その原因がどこにあるのか」
その点をまず正しく認識していただく必要があります。
そもそも見られている数が少ないのであれば、
アクセス数をアップさせる対策をとる必要があります。
アクセス数が十分あるにも関わらず、
予約につながっていないということであれば、
ホームページの内容を改善する必要があります。
ただ、重要なのはどちらの対策を先に行なうかです。
ホームページに力を入れられている院長先生ほど、
とにかくアクセス数をアップさせる対策をとられがちです。
具体的には、SEOやリスティング広告など、
月間に何十万円もかけて代行業者に頼んでいる場合もあります。
ただ、考えていただきたいのが、
患者様に魅力のない内容が掲載されているホームページでは、
いくらアクセス数を上げる取り組みをしたところで、
「自分には関係のない情報だ」と思われてしまい、
患者様は離れていってしまいます。
ですので、まずはホームページの内容を充実させることから、
優先的におこなっていただきたいのです。
現在の歯科医院のホームページは、
医院名の違いこそあれど、
どこのホームページも同じような内容・作りをしているものばかりです。
ほとんどの歯科医院がホームページを持っている状況で、
ただ単にありきたりの内容を掲載したホームページを作っただけでは、
はっきり言って何の差別化にもなりません。
「ホームページの効果がでていない原因はどこにあるのか?」
PDCAでいうCHECK(検証)の視点を持つことが、
ホームページ活用においても大切なのではないかと思います。
ホームページは作っただけで、終わりではありません。
その原因を分析するためにも、
グーグルアナリティクスという無料のアクセス解析は、
最低限入れていただく必要がありますし、
ホームページなどのWEB活用は苦手とされている院長先生も多いので、
よくわからないまま無駄な費用をかけてしまっているケースが本当に多いです。
細かいノウハウまで院長先生が覚える必要はありませんが、
「原因はどこにあって何の対策が必要なのか」
という視点を忘れずに持っていただければと思います。
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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