訪問歯科の始め方!か強診施設基準クリアに向けて外来からできること!

2023年02月27日 (月)

コラムテーマ:
訪問歯科

訪問歯科の始め方:外来からできること

皆様、こんにちは!
株式会社船井総合研究所の奥田晋平でございます。
さて、表題の通り、「訪問歯科の始め方」についてご案内いたします。

まずは、訪問歯科を始める際に、出来れば押さえておきたい「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」について触れておきます。

か強診といえば、2018年の診療報酬改定後も、2022年には施設基準の見直しが行なわれたり、今後も診療報酬改定毎には必ず注目していきたい内容ですね。
か強診の施設基準をクリアすることは、SPTの診療加算(月1回+120点)が可能となることの他にも、歯科医院にとっても患者様にとっても様々なメリットがあることはご存じでしょうか。

●歯科医院のメリット
・他医療機関や介護・福祉と連携していることで患者様の安心感に繋がる
・医療安全対策、設備が整っていることでスタッフの求人アピールができる
・保険内で患者様の要望に沿った提案ができる

●患者様のメリット
・歯周病の早期発見、早期治療によって、QOL(生活の質)を高めることができる
・毎月歯周病や虫歯予防のメンテナンス(フッ素塗布)を保険適用内で受けられる
・通院できなくなった時に、かかりつけとして来てもらえる安心感が得られる

いかがでしょうか。
こんなにメリットがある「か強診」ですが、なぜ届出が少数に留まってしまっているのでしょう。
その大きな原因が、こちら‥

過去1年間に「歯科訪問診療1若しくは歯科訪問診療2の算定回数又は連携する在宅療養支援歯科診療所1若しくは在宅療養支援歯科診療所2に依頼した歯科訪問診療の回数があわせて5回以上である」

そう、多くの歯科医院で訪問回数の実績が不足し、施設基準をクリアできない状況にあるからです。
訪問歯科の集患方法として、院外広報活動(地域のケアマネージャー(介護支援専門員)からご紹介をいただく)がメインと思われていますが、実は外来からでもできることはあります。
今回は、この方法について解説いたします。

大きくは3つ!

■訪問用リーフレット(パンフレット)の配布

外来に通院されている患者様に対し直接配布しご案内が出来ます。
配布される年齢層等も予め決めておくと良いでしょう。
訪問用イラストや写真、目安料金等も記載しておくことで、直接ご案内ができることだけでなく、近隣の居宅療養介護支援事業所(ケアマネージャーの在籍している事業所)へ配布又は郵送にてご案内もできます。

■訪問歯科ポスターの掲示

院内待合室の患者様が見えるところに掲示する事で、訪問診療を行っていることを周知する事が可能です。
ポスターを見られている患者様には積極的にお声掛けをして、患者様のご家族、ご親族、お知り合いでお困りな方がいらっしゃらないか、受付スタッフからヒアリングを行う事も良いでしょう。

■リコール連絡

過去3年間のカルテで75歳以上の方をリストアップして、リコール連絡を行います。
可能な限り、葉書や案内書ではなく、電話連絡を入れると良いでしょう。
直接コミュニケーションを図り、訪問診療のご案内を行う事が大切です。尚、葉書や案内書をお送りする際は、リーフレットではなく患者様に向けたメッセージを添えて作成されると良いでしょう。

今後の超高齢化社会に向け、きっと患者様からも「今まで通っていた歯科医院に来てもらいたい」「かかりつけの先生に診てほしい」というお声も増えてくるでしょう。
急な依頼に慌てることがないよう、今の内に外来からできることで、か強診の施設基準クリアに向けて動いていきませんか?

船井総合研究所では、か強診の施設基準クリアに向けてのご相談も承っています。

まずは、1人目の患者様の訪問を目指しましょう。
もっと詳しく知りたいという方は、ぜひお問合せください。

今後も訪問歯科の始め方として、
・訪問器具の準備
・診療受付と運用書類の準備
・院外広報活動

について、項目毎に追ってご紹介させていただきます。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。

立ち上げ・拡大に興味をお持ちの方は、ぜひ下記をご覧ください。

【訪問歯科参入・拡大診断プログラム ご案内ページ】

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また、訪問歯科に関してご相談希望の方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。

【訪問歯科参入・拡大診断プログラム 無料相談】

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立ち上げから拡大まで学べる場が、「訪問歯科の最新成功事例セミナー2023」

こちらは訪問歯科の取り組みが医院経営にもたらすこと(収益的、社会的、教育的)、コロナ禍における訪問歯科の立ち上げ方、レセプト枚数増加・拡大の要点『訪問集患』の具体的な事例やノウハウ紹介など最新成功事例をご紹介するセミナーになります。
本セミナーでお伝えさせていただく3つのポイント
1点目は訪問歯科の取り組みが医院経営にもたらすメリットです。
訪問歯科が医院経営にもたらすメリットには、『収益的なもの』、『社会的なもの』、そして今後の超高齢化時代を生きる医療人を育てる『教育的なもの』があるといえます。同時に、取り組むにあたり、デメリットとなりうる点も把握しておく必要があります。成功事例を踏まえて、これらのポイントを解説させていただきます。
2点目は訪問歯科の立ち上げ方です。
訪問歯科の立ち上げは外来とは異なる新規事業付加といえ、歯科医院の立地や広さ、チェア台数によらない売上の柱となり得ます。最新の成功事例から、具体的なヒントや立ち上げに際する取り組みのポイントを学んでいただけます。
3点目は拡大の要点『訪問集患』の具体的な事例紹介です。
訪問歯科の体制拡大の最大の焦点は、『いかに集患できるか』に尽きます。WEB集患が外来ほど有効でない点が障壁になります。集患について営業代行会社等に丸投げしない、自院で実行可能で持続可能な取り組み方法をご紹介させていただきます!

■是非、セミナーへご参加くださいませ!

お時間は10時~13時半と情報量も多く、濃密な内容となっております。訪問歯科事業へのファーストステップまたは拡大ステップとして、ぜひご活用ください。

訪問歯科の最新成功事例セミナー2023

訪問歯科の最新成功事例セミナー2023

“2024年の医療・介護・障害福祉トリプル改定まであと1年
<新規立ち上げにより訪問月間27万点を達成>
超高齢化時代の歯科医院経営に必須!訪問歯科の最新時流を『今』捉える”

◾️この記事を書いたコンサルタント

奥田 晋平

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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