歯科医院経営ブログ・CT、マイクロスコープの買い方

2012年10月28日 (日)

コラムテーマ:
自費診療 (増患 集患)

今日は東京の歯科医院さんでコンサルティングでした。

ご支援先で頻繁にテーマにあがるトピックとして、CTやマイクロスコープをを買うか買わないかということがあがります。

私のお付き合い先だと、半分くらいの方はどちらかか、両方か持っており、持っていない方も購入を検討します。

CTやマイクロの機能や性能はあらゆるセミナー、デンタルショーで説明を受けられますが、どういう考え方で、いつ購入すればよいのか、ということは教えてくれません。

ですから、優れた院長から学び、そして、自分で考えるしかありません。

私が思うのはCTにしても、マイクロにしても、どのように使うか(どれくらいの費用をいただくかを含めて)を予めシュミレーションして、自院の目指す診療に必要なら買うことです。

そうでなければ、活用されない機器になりかねません。

例えば、CTを何のために購入するのか、それはインプラントや外科の診断用であり、P治療の診断用と考えられます。

しかしそれは、CTという診断機器としての使い方です。

そこから一歩踏み込んで、歯周病専門外来を立上げ、自費診断メニューの一部として組み込み、メニューとして取り込めば、歯周病治療を自費にすることがしやすくなるでしょう。

そういうことを想定すればCTを購入して活かす事ができます。

マイクロも同様で、マイクロを購入してエンド治療を自費にするつもりであれば、購入した方がよいという話になりますし、拡大鏡を活用して十分診療ができるということであれば、必要ないという判断もできます。

他にも色々と判断軸は存在します。


CTを購入したほうがよい、購入しなくても良い、という選択のどちらが正しいわけではなく、自院の診療の方向性に合致し、必要であれば、購入するということが大切だと思います。


購入しないという選択肢を選んだ場合は、その投資をしないということになりますから、例えば滅菌など別の部分に投資することで、医院のグレードを高めるという思考が大切です。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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