中期経営計画の重要性

2020年09月17日 (木)

コラムテーマ:
院内マーケティング

皆様

いつもお世話になっております、船井総合研究所の松本孝平です。

9月下旬と今年度も終わりに差し掛かり、来年の経営計画を考えていく時期になっているのではないでしょうか?

今年度の上半期は新型コロナウイルス(COVID-19)で大きな影響を与えた医院様が多いかと存じます。その際に、今後の経営をどうしていこうか、従業員をこのまま雇用するべきなのかなど様々な事を考えた1年だと思います。

本日は中期経営計画の重要性について、私の意見をお伝えさせていただきます。

院長は診療時間をフルタイムで働くプレイヤーであり、中長期的に自院があるべき姿を考える経営者という二面性を持っています。日頃はプレイヤーとしての目線で物事を考えることが多いかと思いますが、1年のどこかで時間を確保し、3年後・5年後・10年後の医院体制、ビジョン作りをしていかないといけないと感じております。

なぜ3年後、5年後の中期経営計画が必要なのか。それは目標を達成するためには、現状とのギャップがどれくらいあるのかを把握することが大事だからです。
その現状と目標のギャップを埋めるためにどのような施策を打つべきなのかを考え、洗い出していきます。

このような考察を行うことで、たとえ院内で何かトラブルが発生した際にも、今後医院目標と問題を精査し、対策を講じることが可能だと考えております。

皆様から、中期経営計画の作り方がわからないということご意見をいただきます。
それを1から作成していくには、膨大な時間がかかり、また途中でわからなくてやめてしまうと思います。

私が読んだ本の著者がおもしろいことを言っていたので、抜粋すると、「経営計画はパクれ。まずは計画を実行することに意味があり、そこから作り直していけばよい」と書いてありました。一言でいうと、即行動して実践するしかないということです。

組織理念の策定、中長期経営計画の数値策定、行動指針作成、人事評価制度など、1から決めていくことも大事かと思います。しかし、考えてもわからない場合、他社・他医院の共感できる言葉等をそのまま使っても良いですし、数値も理想の数値を掲げてよいと思います。

一番大事なことは自身で作ったら、施策を考えて行動に移すこと。弊社クライアント様でしたら、担当コンサルタントと共に、実現していけるよう現場ベースで落とし込みを実施してまいります。

また弊社でも専門コンサルタントから講座を聞き、参考にすることもできますので、是非ご視聴いただき、その言葉を用いて経営計画を立てていただくこともおすすめしております。
https://www.funaisoken.co.jp/study/062945

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。
今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。

船井総合研究所 松本 孝平

◾️この記事を書いたコンサルタント

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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