コロナ時代における訪問歯科の突破口とは?

2023年02月13日 (月)

コラムテーマ:
訪問歯科

皆さんこんにちは。
船井総合研究所 歯科グループの渡邊です。
今回のメルマガでは表題の件について、書かせていただきます。

突然ですが、訪問歯科関連で下記のお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

・訪問歯科を始めたいけど、始め方が分からない
・今はコロナ禍で、ハイリスクの高齢者が対象の訪問歯科を始めても需要がないと思う
・訪問歯科は既に取り組んでいるが、コロナ禍でレセプト枚数が増えない
・コロナが流行って以来、訪問歯科の売上はめっきり落ちてしまった

結論から述べますと、上記を打開するキーワードはただ一つです。
それは「居宅」です。

なぜ、訪問歯科の突破口は居宅なのか

なぜ、居宅なのか。
その理由を2月、3月に開催する「訪問歯科の最新成功事例セミナー2023」のゲスト講師である医療法人社団 こやま歯科診療室様になぞらえて、要約し説明させていただきます。
詳細は下記の3点になります。

①コロナ禍における影響を受けにくい

コロナ禍により訪問歯科の売上が著しく減少した、落ち込んでしまったという医院様のメイン診療先は「施設」でした。
施設は、リスクを重視し、患者状況や意向の前に訪問休止にしてしまうケースが多々あります。そのため、訪問歯科診療を制限されてしまうと、訪問診療を行うことができず、売上面で大きな打撃を与えてしまう可能性が高い訪問先です。
それに比べて、「居宅」は施設と比べて患者状況や意向に対して、柔軟に対応することができ、一方的に訪問休止にされるケースが少ない訪問先です。
こやま歯科診療室様は「居宅」をメインに診療していたことから、コロナ禍においても勢いを落とすことなく、着実に訪問歯科事業を伸ばすことに成功しました。

②施設と異なり、在宅では日常的な口腔ケアなどのサポートを受ける周辺環境が十分でないため

施設は、既存の協力歯科医療機関がほぼ存在しており、定期的に口腔ケアなどのサポートを受ける環境が整っているケースがほとんどです。
それに比べて、在宅は歯科医師・歯科衛生士によるプロの口腔ケアを受ける環境が整っていないケースがほとんどです。
要支援・要介護状態にある高齢者の口腔状態は、お世辞にも口腔ケアが必要ないとは言えない状態にある方が多くいらっしゃいます。また要支援・要介護者を管理するケアマネージャーも「訪問歯科の必要性は理解しているが、依頼方法や手続きが不明」という理由で、訪問歯科依頼に踏み出せない方も多くいらっしゃいます。
潜在的な訪問歯科診療需要は確実に存在しており、その需要を拾い上げることに注力することによって、在宅における「こやま歯科診療室」のブランドを確立することに成功しました。

③在宅患者獲得のために、ケアマネージャーへ行う広報活動は、介護施設への広報活動と比較すると、ハードルが低いため

前述にもありましたが、施設は既存の協力歯科医療機関が存在しているケースがほとんどです。それに対して、在宅患者を紹介する居宅介護支援事業所は懇意にしている歯科医院があるケースは少ないため、施設よりも在宅へ当院の訪問診療をアピールする広報活動を実施するほうが、患者増加に繋がります。
こやま歯科診療室様は、施設ではなく在宅へとターゲットを絞り、集中したことでコロナ禍においても患者数増加に成功しました。

まとめ

ここまで要約して説明させていただきましたが、上記だけでは、残念ながら患者数増加には繋がる可能性は高くありません。
上記はあくまで要約であり、実際に患者依頼の獲得に必要なエッセンスに関しては、あまりにも沢山あるため、本メルマガでお伝えできかねる状況です。

ここまでお読みいただいた皆様には、是非本セミナーに参加していただき、コロナ禍における訪問歯科立ち上げ・拡大のエッセンスを学んでいただきたく存じます。

立ち上げ・拡大に興味をお持ちの方は、ぜひ下記をご覧ください。

【訪問歯科参入・拡大診断プログラム ご案内ページ】

https://lpsec.funaisoken.co.jp/funai-dental/lp/homon_lp/?_gl=1*16uamt1*_ga*MTIzNzY0ODExLjE2NTk0ODkwMDQ.*_ga_D8HCS71KCM*MTY3ODQxMTY5NC43OS4xLjE2Nzg0MTE4MjkuMC4wLjA

また、訪問歯科に関してご相談希望の方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。

【訪問歯科参入・拡大診断プログラム 無料相談】

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訪問歯科の最新成功事例セミナー2023

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◾️この記事を書いたコンサルタント

渡邊抹士萌

立命館大学経営学部卒業。

株式会社船井総合研究所に入社し、金融業界のコンサルティングを経て、歯科業界の専門コンサルタントとなる。

両親のみならず、親族がほぼ全員歯科医師という環境で育ったことから、経営コンサルティングのみならず、

患者様、院長やスタッフの家族まで全員を幸せにするコンサルティングを信条としている。

外来での集患やマネジメント、採用支援に加え、訪問歯科参入・拡大にも注力している、

社内でも数少ないコンサルタントであり、

医院の業績を向上させるだけではなく、これからの超高齢化社会に沿った100年持続できる歯科医院の在り方を

提案し、伴走させていただきます。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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