【必見】新型コロナウイルスを乗り越えるためにやっていただきたい5つのこと~この大不況を歯科医院はどのように乗り越えていくべきか?~

2020年04月27日 (月)

コラムテーマ:
業務効率化

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
歯科医院経営コンサルティングチームの瀬戸口舞でございます。

先日の緊急事態宣言を受けて、人の移動が減少したものの、
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染縮小に効果を発揮するまでもうしばらく時間が必要なようです。

新型コロナウイルスによる歯科医院の現状
歯科医院においては、不要不急な治療は延期するようにという伝達がなされ、
休業する医院様もいれば、万全な滅菌・感染症対策を行い、安心して近隣の患者様が通っていただけるようにしている医院様もございます。

メンテナンスの患者様のキャンセルが入ることにより
アポイントに空きが出たり、高単価自費の矯正相談のキャンセルが続いたりとしている医院様もいらっしゃるようです。

コロナウイルスにまつわる不透明な先行きの中で、できる人はすでに動いている
今までの歴史を遡ってみると「バブル崩壊」「阪神淡路大震災」「ITバブル崩壊」「リーマンショック」「東日本大震災」と私たちは多くの困難を経験しています。

国際通貨基金(IMF)によると、今回のコロナショックは、この20年の歴史が比ではない程の、『1930年代の世界恐慌以来の水準』に陥っていると言います。インフルエンザのように生命を脅かすウイルスでありながらも、その感染力はインフルエンザ以上で、恐ろしいウイルスです。各国の医療現場は患者を見切れない状況までに崩壊しており、世界クラスの日本の医療機関の一部でさえも、一部の科では複数医師の感染者との濃厚接触により、診察できる医師が少ない状況にあります。新型コロナウイルスの検査キットは続々と開発されながらも、治療薬の開発がいつできるかは不透明な状況に、各国の政府も対策に苦慮しております。

この時期に、どのようにしてコロナショックを過ごすかが、コロナが終息した後の再スタートの成否を決めると感じております。

人の外での動きは制限されつつも、インターネットを通じての社会活動は活発になされているのが現状です。そのため、インターネットを通じて、すでに動いている医院様は着々と次なる展開のご準備をされていらっしゃいます。

感染症拡大に伴う3つの経営者タイプから成功する経営者とはどんなタイプか?
弊社でも色々な医院様を見させていただきながら、
下記の3タイプの経営者にわかれると考えております。

1.先を見越して、今できることを最大限に行う
2.様子だけを見て現状維持に留まる
3.様子を見て、時短や休業を行い、縮小する

先を見越して今できることを最大限に行っている医院様は安心できますが、
状況に流され留まる方や、縮小される医院様は先を見越した資金的・時間的投資ができていないため、先行きに不安が残ります。

先を見越して投資ができている医院様では、
従業員の安全を考えながら、在宅を活用し、従業員の教育やマーケティング施策に投資ができています。

新型コロナウイルスを乗り越えるためにやっていただきたい5つのこと
それでは、具体的にはどのような施策を行えばいいか、見ていきましょう。

①対患者への感染症予防対策の打ち出し
ホームページを持っていない医院様は、ホームページの作成から行うことが重要です。
歯科業界はライフサイクル理論で言うと、需要よりも供給の方が多い、成熟期、一部診療科目では衰退期にあたります。その時の顧客心理は、『自分に合ったものを選びたい』です。

「どんな歯科医師が治療してくれるのか?」、「どんな医院なのか?」、「しっかりとした治療をしてくれるか?」等が気になるところです。特に今回の状況で言えば、「コロナウイルス対策や滅菌対策をどこまでやっている医院なのか?」などが問われています。ホームページを持っていない医院様であれば、グーグルマイビジネスなどを活用して、感染症予防対策をアピールすることが重要です。

喫緊の感染症予防対策については、下記の冊子でもまとめているのでご確認くださいませ。
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-dental/dltext.html

②カウンセリングの習得
今後不景気に陥ることになり、高単価の自費を選択していただきづらくなります。
しかし、歯科医院の経営においては、自費診療は不可欠であり、患者・従業員の満足度を高めるためには、自費診療が必要です。そんな自費の診療を勧めるためには、より一層のカウンセリング力が求められます。

このカウンセリング力を習得するには、2~4週間でできる方もいれば、3か月程かかる方もいます。通常の診療であれば、診療をこなすだけで時間が過ぎてしまい、勉強は自主でやっていただくか、ミーティングを行っている医院では1~4週間に1,2時間のみカウンセリングにしか時間をあてられず、習得にかなりの時間を要していました。
しかし、この新型コロナウイルスを受けて、アポイント枠に空が出てきた方が多いかと存じます。そんな今こそ、いずれではなく、今現在でも必要とされているカウンセリングの習得をお勧めいたします。
弊社ではウェブ上でカウンセリング力を高めるEラーニングシステムもご案内しておりますので、是非ご活用下さいませ。
https://dental.funaisoken.co.jp/wp-content/lp/tc_academy/

③教育マニュアルの策定
新卒や中途入社の新しい人材がスムーズに医院に馴染んでいただくための教育マニュアルの作成には時間がかかります。
この教育マニュアルがあるかどうかで、倍率の高い歯科医師や歯科衛生士の採用がしやすくなりますので、この機会に作製、または作り直しをされることをお勧めします。

④評価制度の構築
今後医院としてどんな経営を行いたいか、その医院に合った人材とは何か、
いつまでに成長してもらいたいのかを考えながら、改めて評価制度を見直していく時間に充てるのも良いでしょう。

⑤採用の対策
先行きが不透明なものの、よりよい人財が医院に来てくれるように、各施策のレベルを最大限にアップする必要があります。現在出している求人の見栄えを確認したり、InstagramなどのSNSにて院内の写真やスタッフとの写真などを投稿することで、「雰囲気の良い医院である」、「従業員のことをよく考えてくれる医院である」といったことをアピールすることができます。結果Instagramを見て、応募しましたという方も、弊社のお付き合い先では複数医院にてございます。

普段は忙しくて届かないようなSNSの活用も、ぜひこの時間のある時期に行っていただければと存じます。

他にもいろいろな施策がございますが、
医院の売上に寄与する対外施策であるホームページやカウンセリングはすぐにでも実施していただきたい優先順位の高い項目です。

上記のことを着手していきたいという医院様に関しましては、
最後に貼り付けているリンクから、お問い合わせくださいませ。

また先を見越して、今できることを最大限に行う医院様のために、
弊社でもいくつかのサポートをご用意しております。

カウンセリングの対象の一つでもある「小児予防矯正」についてです。
先ほど、歯科業界は、需要よりも供給の多い、成熟期・衰退期にあると申し上げましたが、
各診療科目で見ていくと、小児予防矯正は、需要よりも供給が少ない、導入期~成長期に当たります。

近隣の歯科医院を見ていただいても
小児の予防矯正に力を入れて行っている医院様はまだまだ少ないと言えます。
もしまだ近隣の歯科医院にて小児の予防矯正が導入されていないのであれば、チャンスです。今、従業員さんの時間があるうちに導入することをお勧めいたします。

うちの医院でも導入できるか、
どのようにして導入したらいいかなどをすぐにでも聞きたいという方は、
この社会情勢を受けて、オンラインでも予防矯正の研修を行っております。
下記のフォームからお問い合わせくださいませ。
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-dental/dltext06-dl.html

また日程は空きますが、成功した医院様の事例を詳しく知りたいという方には
オンラインで下記のセミナーを実施いたします。
2020年5月7日 (木) 13:00~15:00 予防矯正オンラインセミナー
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/059241
2020年7月16日 (木)13:00~15:30 マイナス1歳から始める予防矯正セミナー
https://lpsec.funaisoken.co.jp/funai-dental/seminar/057154_lp/

少しでも多くの医院様がこの厳しい情勢の中、前向きに進んでいただけましたら幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

瀬戸口 舞

◾️この記事を書いたコンサルタント

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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