金パラ対策~グングン上がる金銀パラジウムから考える新しい補綴治療の姿~

2020年01月17日 (金)

コラムテーマ:
保険改正 診療報酬 時流

皆さんこんにちは。
船井総研の岡崎晃平です。

皆様も既にご存知の通り、2020年に入っても金銀パラジウムの金額は上がる一方であり、これまで一般的だった保険診療内での補綴治療を見直す時期にしているのかもしれません。

また、今年の診療報酬について、中医協などの資料を見る限りでも、金銀パラジウムに対する代替案の検討が進められており、4月からまた新たな動きがあるのはほぼ確定的ではないかと思われます。

ここでは、金銀パラジウム関連でよくご質問頂くことをQA形式でご紹介していきたいと思います。

Q.これからも金銀パラジウムの値段は上がるのか?
A.上がっていくと思われます。ご存知の通り、パラジウムの高騰については、自動車市場の動きと密に連動します。

※排ガス、有害物質対策のため、触媒に安価だったパラジウムを使用されたことが大きな要因と言われています。

このままパラジウム高騰していくと、自動車メーカーも別の素材に代替することも考えられますが、現在の自動車市場を見ること、排ガス規制、クリーンカーのトレンドはこれからも続くだけ、パラジウムの値段は上がっていくことでしょう。

Q.世の中の歯科医院はどうしているの?
A.大きく3パターンです。
①CADCAM冠の積極導入
②切削量を減らし、レジン充填等を増やす
※MIをクリニックのビジョンに加える 等
③銀合金なども含めて再検討を行う

Q.船井総研はどのように考えるのか?
A.上記のパターンはそれぞれ、メリットデメリットがあるため、理事長との協議で方向性を決めています。

ただ、個人的には診療報酬の段階で何かしら動きがあることが予想されるため、4月までは様子見。

※ドクターが院長のみの場合には、短期的に②を実施しながら次の展開に備えることをお勧めします。
※複数ドクターがいる場合には、メッセージの出し方やタイミングを間違えると、抑制診療や自由診療等の対象患者が極端に減少するという事例もあるため、慎重になりたいところです。

また、本質的には自由診療選択率が高まる施策を準備する必要があります。
そのために日常から臨床レベルの向上、全スタッフへの風土形成、カウンセリング体質の構築などを実施して頂いています。

一朝一夕では出来る事ではありませんが、金銀パラジウムを含む、補綴治療のあり方が変化するのは間違いありません。

今のうちから準備を進めて頂けると幸いです。

同じテーマで記事を探す

この記事を書いたコンサルタント

岡崎 晃平

プロフィール詳細

山形県出身。船井総研に入社以来、メディカルチームに配属され歯科医院を中心に、皮膚科・耳鼻咽喉科などのプロジェクトに携わる。
現在は、新規開業から医院活性化まで、幅広い経験と知識で多くの院長先生方より支持を受けている。
日々、“どんな時代になっても持続可能な歯科医院を創る”というコンサルティングモットーのもと、全国各地の歯科医院を行脚する、メディカルチーム有望の若手である。

×

ページのトップへ戻る