新しい取り組みを定着させる方法‐歯科医院経営のツボ‐

2013年09月18日 (水)

コラムテーマ:
院内マーケティング

皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
 
 
TODOリスト

ミーティングが無駄に終わってしまう

新しい取り組みをしようと考え、
ミーティングで話し合い、
何かしらアイディアが出されたとしても、
実行されたことは本当にごくわずか……。
 
「結局○○ってやるんでしたっけ?」
 
そのような状況に陥ってしまったことは、
どなたでもあるのではないでしょうか?

人間は忘れる生き物

ミーティングの内容を全部覚えていることは、
たとえ真剣に話し合っていたとしても、難しいことだと思います。
 
それが、自分には関係のない話だと思い、
上の空で聞いていればなおさらです。
 
2時間を越えるような長時間のものであれば、
まず、ほぼ忘れているという前提で考えた方が良いかもしれません。

TODOリストの活用

TODOリスト
 
普段、ご支援先で使用するもののひとつに、
このTODOリストがあります。
 
話し合ったことが実行されない原因は、
誰がやるのか?
いつまでにやるのか?
この2点を決めていないことが大きいのではないでしょうか?
 
ご訪問が基本的には月に1回で、
期間がどうしても空いてしまうので、
・誰がやるのか?
→スタッフ全員?院長先生?受付?歯科衛生士?船井総研?
・いつまでにやるのか?
→明日?3日以内?1週間以内?
この2点に関しては必ず決めるようにしています。
 
さらに、取り組みの重要度別に、
A:必ず実行
B:基本的には実行
C:出来れば実行
継続(過去の取り組み)
で4つに分けています。
これによって、
取り組みを定着させ、
優先順位がある程度わかるようにしています。
 
また、議題には挙がったけれども、
時期が早かったり、実現性の低いものに関しては、
検討事項としてメモに残し、
後の議題としても活用したりしています。

誰に責任がある?

TODOリストを活用する目的には、
責任を明確化するということがあります。
 
「放っておいても誰かがやるだろう」
という状況は何としても避けなければいけません。
 
また、締め切りを決めておかなければ、
まだ時間があると思って、
いつまでたってもやらないということも起き得ます。
 
締め切りを設定しておけば、
たとえ出来ていなくても、
途中の進捗を確認することも出来ます。

本日のまとめ

TODOリストはあくまで手段の一つですが、
言い訳出来ない環境を作るということに、
非常に有効だと思います。
 
人間の記憶はあいまいなものです。
 
話し合っただけで満足するのではなく、
取り組みは実行に移してこそ価値があります。
それが定着したかどうかを振り返るためにも、
TODOリストは本当に役立ちます。
 
新しい取り組みが定着しないとお悩みの歯科医院様は、
一度取り入れられてみてはいかがでしょうか?

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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