「知らない」ということを「知る」こと
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皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
「無知の知」
最近読んだ本の中に、
著者が哲学者ソクラテスの言葉を引用されていたので、
改めて自分の環境に置き換えて考えてみました。
無知の知とは
「自分自身が無知であることを知っている人間は、
自分自身が無知であることを知らない人間より賢い」
「真の知への探求とは、まず自分が無知であることを知ることから始まる」
という考え方。
「アホの方が得をする」
船井総研の役員の方が、
新入社員向けによく言われるのですが、
別の言葉で言えば、
「正しく現状認識できる人間の方が成長する」
ということ。
新卒でコンサルティング会社を志望する人は、
- 能力に自信がある
- 自分のことが好き
- プライドが高い
3つの内どれか(もしくは全て)に当てはまる人間の集まり。
「SWOT分析」や「フェルミ推定」など、なにかしら横文字を使いたがる。
※自分も含め、周りを見渡しても十中八九当てはまります
能力に自信があるから、
自分が思う正しいやり方で仕事をして、失敗する。
思い描いていた仕事ではなく、
自分じゃなくても出来ると思える仕事ばかりがきて、やる気を失う。
「こんなはずじゃなかった」
「こんな仕事をするためにこの会社に入ったんじゃない」
新卒で学歴が高く、かつプライドが高い人間ほど、
このような傾向が強くて鼻っ柱を折られるのではないかと……。
学生の時に求められる勉強の「能力」と、
社会で求められる仕事の「能力」は、
本質的に異なります。
論理が通っているうんぬんより、決断すること。
決断したことを実行すること。
成功、失敗に関わらず、結果に責任をもつこと。
求められていることは本当にシンプルです。
知識を振りかざしていても、
何の役にも立たないことに気がつく。
徹底的に最初は考え方や習慣を身につけないといけない。
そもそも学ぼうという意識がない人間は成長しない。
船井総研では成功の3条件として
- 勉強好き
- 素直
- プラス発想
定義しています。
素直な人間は
- 自分に何が足りていないのか
- 何が必要なのか
貪欲なまでに吸収します。
※私は一番この素直さが足りないかなと……
たとえ、スタート時点では遅れていても、
成長のスピードが早い。
また、よく聞かれる
「資格って必要なんですか?」
資格に関してもあくまで結果にすぎない。
大切なことは 、
資格をとろうと思ったきっかけであったり、
そこから何を学んで生かそうとしているか。
そういった考え方や習慣がついている人間は、
資格というものがなくても他の場面でも応用が利く。
「必要に迫られれば人間は覚える」
テクニック論や小手先のやり方ではなく、
考え方や習慣を身につけること。
五月病なんて言っている暇がないほど、
仕事の量をこなした方が良いのではないかなと。
私自身まだまだ足りないことが、
本当に数え切れないほどあります。
「知らない」ということを「知る」ことから、
始まるのだと思います。
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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