採用活動は計画的に‐歯科医院経営のツボ‐
- コラムテーマ:
- マネジメント(採用 教育)
皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
先週の日曜日は『2015年歯科衛生士採用フォーラム』の東京会場。
セミナーにご参加いただいた先生方、誠にありがとうございました。
「採用が上手くいっている歯科医院は何をしているのか?」
を、包み隠さずお伝えしておりますので、
少しでも他院の取り組みを参考にしていただき、行動にうつしていただければ幸いです。
今後は、福岡、大阪、名古屋会場での開催を予定しています。
なぜ、この時期に歯科衛生士採用?
参加者の方から、
「なぜ、春に歯科衛生士の採用セミナーをやるのか」というご質問。
確かに、国家試験の合格発表が3月27日にあり、
4月1日入社で新卒の歯科衛生士の方が入ってくる歯科医院様もあることでしょう。
「やっと、ひと段落着いたばかりなのに、今は、採用のことは考えられない」
心情的に、このようなお気持ちの院長先生が大半だと思います。
地域によっては夏前から就職活動が開始されますが、
多くの地域で就職活動が本格化してくるのは、秋以降。
ですので、昨年は、採用セミナーは秋に開催していました。
取り組みを始めるには遅い……
ただ、いざ、秋にセミナー内容をお伝えしても、
その年の新卒を採用するには、スタートとしては遅いのです。
昨年のセミナーでお伝えしていたことも、
「2015年卒の歯科衛生士を採用するためではなく、
2016年卒の歯科衛生士を採用するための内容を盛り込んだセミナーです」。
新卒を採用するためには、
▼そもそも労働条件が魅力的になっているのかどうか?
▼そもそも受け入れる体制(教育方針、実際のスケジュール)があるのかどうか?
など、医院の根幹の部分を改善しないといけない場合もあります。
いくら、魅せ方を工夫して仮に採用できたとしても、
定着する組織になっていなければ、すぐに辞めてしまいます。
それだと、新卒の方も不幸になってしまいますし、
全く意味がありません。
「採用に目を向けるのではなく、辞めない組織を作ること」
採用難の時代だからこそ、
ここは、私たちも大切にしていきたい考え方です。
そして、医院の根幹の部分を変えるには、どうしても時間がかかります。
採用活動は計画的に
取り組みを始めようとしても、時間がかかって後手にまわる。
結局、思い通りの行動ができなくて、採用できなかった。
このような悪循環のサイクルに陥らないようにしていただくためには、
早め早めの行動が肝心です。
ですので、採用活動を行う時も、
年間でスケジュールを組んでいただきたいのです。
そして、スタッフの方も巻き込んで、採用活動を実施していく。
人が辞めては採用、人が辞めては採用、人が辞めては採用……。
この流れを続けていては、組織が発展していきません。
明日から、4月に入ります。
船井総研の新入社員も、明日が入社式です。
気持ちも新たに、
本気で2016年卒を採用したいと思う歯科医院様があれば、
採用活動は計画的に考えていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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