マニュアルの効果的な運用方法‐歯科医院経営のツボ‐
- コラムテーマ:
- マネジメント(採用 教育)
皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
本日は埼玉県の歯科医院様でコンサルティング。
コンサルティングを開始して約半年の医院ですが、
他院と比較すると、取り組みのスピードとしては非常にゆったり。
現在は、各パートに分かれてマニュアル作成を進めています。
このご支援先に限らず、
「医院独自でマニュアルを作りたい」という要望はよく聞きます。
ですが、上手く運用されている医院は非常に少ない。
たいていはホコリかぶってしまい、
どこにあるのかもわからないという始末……。
作って自己満足で終わってしまっているか、
「後はマニュアルを見ておいて」と、
ただ、新人の方に渡すだけで実際は読まれないというパターン。
マニュアルの作り方を教えるセミナーや本もあるぐらいですから、
マニュアル作成に労力はかかりますが、作り方がわからないという訳ではない。
しかしながら、運用が上手くいっていない場合が本当に多いです。
評価制度にも同様のことが当てはまりますが、
作成することに重きが置かれてしまい、
一番大切な運用に目が向けられていないと、
マニュアルも失敗に終わってしまいます。
マニュアルの効果的な運用方法としては、
①教育スケジュールの中にマニュアルを組み込まれているか?
②教育する側が実際にマニュアルを使用して教育できているか?
最低限、2つの条件を満たしている必要があります。
このような流れが考えられていないと、
本当にただの自己満足で終わってしまいます。
ホコリかぶってしまっているマニュアルを蘇らせるためにも、
まずは、設計段階から見直していただくことが必要です。
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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