「歯科の中で考えるべき今後の予防について」

こんにちは。歯科医院経営コンサルタントチームの砂川です。
今回は私がメールマガジンを担当させていただきます。
最近の船井総研の主催するセミナーで大好評をいただいているのが、
① 自費メンテナンスセミナー
→読んで字のごとくのセミナーです
② リスク管理モデル導入セミナー
→予防治療促進、デンタルIQ向上のための唾液検査、
リスクのみえる化をしていくための導入モデルセミナーです
上記の2つのセミナーです。
どちらのセミナーも毎回100名はゆうに超えるほどの
院長先生にお集まりいただいております。
開催頻度も検査機器会社様からの講演の登壇依頼も
含めてる2か月に1度ほどは行っておりますので、
ぜひともご参加いただければと思います。
さて、これらのセミナーがご好評いただいている背景としては
以下のことがあるのだと思います。
医療全体の潮流として、
「予防」
という概念が浸透してきていること。
そして、なぜ歯科の中でもようやく予防の概念が本格的に浸透してきたかと言えば、
① 欠損歯、齲蝕の減少
② 歯科の保険制度の問題
と広義的には上記の2つを意識せざるを得ないからだと思います。
(もちろん皆様の日々の努力の賜物であるのは理解しています)
①については、最近よく現場の数値をみていても思うのですが、
新患の相談割合として、明らかに「痛いから治してください」という
患者さんの数が減ってきています。
国民の口腔内への意識が徐々に上がってきているという面では
非常に良い傾向です。
ただ、これまで治療をメインで行ってきた医院さんとしては
危機感が募ってきているようです。
また、②についてですが、これは我々にとっては大きな問題です。
現在、生活習慣病は医療費の約3割、死因の約5割を占めており、
それらの予防についてが大きな政策課題となっています。
もう言わずもがなですが、現在の日本の医療費は約40兆、
2025年には約60兆になると言われていますから、
「予防」について、医療にかかわるステークホルダーは
取り組まざるをえないというのが実情かと思います。
不健康な生活習慣を継続すると、境界領域期→生活習慣病発症
→重症化・合併症→生活機能低下・要介護へと段階を
たどっていくわけですが、
如何にして境界領域期の段階で重症化・合併症にならないように
予防をしていくかがQOLを維持するのには大切になります。
当然、医療費の低下にも大きく貢献してくるため、
国としてはこの部分の推進をしていきたいということです。
段階にもよりますが、歯科でいえば歯周病になる前に予防をしましょうね、
というのもに≒の考え方かと思います。
生活習慣病の中でも最も重視されているのが、
糖尿病の重症化予防であり、その数は年々増加傾向にあります。
(平成24年のデータでは推計950万人程度といわれています)
上記の問題に対して、
歯科の中では患者さんの口腔内の改善、ないしは健康維持を行うことで
糖尿病重症化予防ができるのではないかと考えています。
ただ、糖尿病の重症化というのも、口腔内のケアだけですべてが
改善できるとは思いませんので、食生活や、生活習慣の
アドバイスができる機能を歯科医院に付加していこうと
いくつかの歯科医院で進めています。
当然ながら、これらのことは平成30年の同時改定の際に
考慮されるのは間違なく、
我々の業界も少なからずこれらのことを念頭に置いた
診療を体制の構築が必要です。
個人的には自費メンテナンスの段階的な導入は必須と
考えています。
ただ、患者さんの意向(移行)と収益性の観点から、
「分かってはいるものの二の足を踏んでしまう」
「やりたいけど勇気をもって踏み出せない」
「開院したばかりで月々の返済もあるし…」
という現実的なところもあると思います。
今後船井総研としては、上記の問題に対して向き合い、
コンサルティングを通じて歯科に関わる方々に
どのように幸せになってもらうかをいっそう考えていきます。
(社会性・教育性・収益性が両立できるモデルを
考えていきますということです)
少しでも上記のようなお悩みを解消できるような
コンサルティングを展開してまいります。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
【執筆者:砂川 大茂】

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