「ツールを使って患者様のデンタルIQを高めよう！」
「歯科医院経営コンサルティングレポート〜船井流 1000院からの成功事例報告〜」
2016/9/8号
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「ツールを使って患者様のデンタルIQを高めよう！」
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こんにちは！
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
本日は船井総研歯科チームの尾﨑 瑶（おざき よう）が担当させていただきます。
今日のテーマは、「デンタルIQアップツール」についてです。
院内で使うツールには、診療に関するお知らせや販促を目的としてものが多いかと
思いますが、患者様の口腔内の健康について興味を持っていただくことも
院内ツールの大切な役割といえます。
今日は患者様のデンタルIQを高めるツールの例をご紹介させていただきます。
（１）治療カード
治療カードは保険の治療・自費の治療に関わらず、処置後に
「今日どんな治療を何のためにしたか、処置後の注意点はないか」を
お知らせするためにチェアサイドで渡すカードのことを指します。
サイズはB5用紙〜名刺サイズのものまで医院によってそれぞれですが、
抜歯や、麻酔を必要とする治療、ホワイトニングなどの際にお渡ししている
医院様が多いようです。
自分がどのような治療を受けるのか知りたいが、専門的なことが分からないから
質問しづらいという方を安心させることができます。
またあまり治療自体に無関心な方にも、まずは自分が受けている治療のことから
知っていただき、お口に興味を持つきっかけを生むツールとしても効果があります。
（２）特化型パンフレット
インプラント・矯正・セレックなど主に自費治療の特定の内容に特化した冊子や
３つ折パンフレットのことを指します。
内容を一つに絞り、情報をたくさん盛り込めるため、医院の特にアピールしたい治療、
先生の得意分野の治療を知っていただくツールとして効果があります。
販促よりの治療ですが、医院の特色を強く打ち出す効果もあります。
（３）コミュニケーション新聞
ひと月ごとに発信する新聞型のツールです。外注している業者も最近は多く見受けら
ますが、医院よってはスタッフさんが手書きしているところもあるようです。
新聞型のよいところは、定期発行であること、そして取り上げるトピックの種類を
増やして広い話題に触れることができることです。
治療についてだけではなく、歯に関連した季節ごとの健康情報や、歯が丈夫になる
料理のレシピ、先生の趣味の話題なども混ぜて広く取り上げることで専門的な情報に
自然に触れる機会をつくることができます。
（４）院内フライヤー
手渡し資料や、院内で患者様が自由に手に取れるチラシ型のものを指します。
B5〜A4の一枚ものが主流のようです。カードよりは情報量多く、しかしテーマは
一つに絞る場合が多いようです。
フライヤーは広い用途に使える形であるため、販促に近いもの、治療内容を
説明するものなど、その内容は様々です。また、待合室などに配置する場合は
患者様の意思で選んで取っていただけることも特徴と言えます。
テーマによって、小児の資料は青、保険治療のものは赤、高齢者向けはオレンジ
などと色分けするのも患者様に分かりやすいでしょう。
歯科医院の業務は日々とても忙しく、用意をすることは手間になるものではありますが、
手作りでも、外注したものでも、患者様とツールという形を通じてコミュニケーション
をはかり、歯科のこと、お口の健康のことについて知っていただくことは、治療を
スムーズに進めていくことに役立ちます。
ぜひ先生の医院でも、取り入れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【執筆者：尾﨑 瑶】
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