「歯科医院の業績向上の体系化」

皆様こんにちは。
船井総合研究所 歯科医院経営
コンサルティングチームの矢田琢朗です。
先日私が担当したメルマガにて、弊社の新人コンサルタント教育と関連させて
教育のビジュアル化について書かせていただきました。
その続編ということで、
歯科医院の業績向上を体系化するということについて書かせていただきます。
これも新人コンサルタントの教育において大切なことになりますが、
意外と医院を実際の経営されている院長先生方でもこの観点を見落としがちであったりするのです。
例えば、歯科医院さんの業績の大枠は
新患数×患者単価×患者固定化率(リコール率)
で決まります。
一気に新患数を2倍にするのは大変ですが、
新患数を1.2倍×患者単価を1.2倍×患者固定化率1.2倍
にすることで1.2×1.2×1.2=約1.7倍の効果を得る
というのが歯科医院における業績向上の考え方です。
例えば新患を増やすために考えられることとして、
①ファミリー層獲得のためにイベントを実施する
②目立つように外観を変更する
③ホームページをスマホ対応にする
④ホームページに広告をかける
etc・・・
これが患者単価向上、患者固定化と大別してあと2つアプローチがあるので、
打ち手が膨大になって結局何をすれば・・・
となってしまう方もいらっしゃいますよね。
その場合、費用対効果や優先順位の高さを見極める必要が出てくるのです。
例えば先ほどの例を出すと
①ファミリー層獲得のためにイベントを実施する
⇒ファミリー層が現在通院している患者層で多いのか?
 地域的にファミリー層方が多いのか?
②目立つように外観を変更する
⇒院前の通行量は多いのか?
 近隣で通行量を確保できる広告掲載箇所はあるか?
③ホームページをスマホ対応にする
⇒そもそもホームページを見てこられる方は多いのか?
 ホームページを見ている方は月に何人か?
④ホームページに広告をかける
⇒ホームページを見た方の分の来院に
 つながる反響率はどのくらいなのか?
等々を考えながら費用対効果や優先順位を決めて、打ち手を絞っていきましょう。

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