~歯科医院の企業化への道~従業員10名を超えたから考えるべきこと
いつもメールマガジンをお読みいただき有難うございます。
歯科医院経営コンサルティングチームの岡崎晃平です。
今回は「歯科医院の企業化への道」についてお伝えさせて頂きます。
ここ数年、弊社研究会やセミナーにて歯科医院においても「家業から企業になっていく必要がある」とお話させて頂いております。
今回のメルマガではそのテーマをお伝えさせて頂きます。
企業化するために必要なポイントとして、
①歯科医院が相手ではなく、一般企業並みの雇用条件の確保(給与だけではなく、勤務時間、勤務時間帯等)できていること
②経営者/院長/理事長と同じ尺度で物事を考えることのできる人材が複数名在籍していること
③外部環境の変化も踏まえ、収益の柱を複数持つこと
④全体の収益のうち、経営者/院長/理事長が作る収益の割合が30%未満であること
⑤採用、育成、定着に関して、優れた仕組みを持つこと
の5つがあると考えています。
①~⑤に共通することは「レバレッジが効かせる」ということです。私としては“自分だけ”がフルパワーで働いている状態はあまり健全とは言えないと考えています。重要なのは“自分以外も”フルパワーの状態で働いている状況を作れるか、であると考えます。(※自分は頑張らずに、他の人に頑張ってもらうこととは異なります。)
つまり、そういった環境づくりができるか否かが優れた経営者かほぼほぼの経営者分かれ目であるということでだと考えています。
では、環境とはどのように作っていくべきなのでしょうか。
私の中で1つの答えとして持っているのが「間接業務の簡素化」だと考えています。間接業務とは歯科医院経営の中で言えば「労務」「経理」「数値管理」「情報共有」などです。
そういった業務は、売上は生まない部門であり、経営者としては優先順位が下がる項目かと思いますが、その部分に力を入れられるかで、先ほどのレバレッジの効いた状態に近づけることができると考えます。
近年ではDXやデジタルシフトなど、デジタル化の必要性が様々なところで叫ばれていますが、歯科医院経営において、デジタル化の実現可能性があり、経営戦略上、優先順位が高まっているのが、先ほどのご紹介した間接部門だと言えます。
診療におけるデジタル化は、薬事や薬機の関係でドラスティックな変化は見込むことはできませんが、間接部門については他業種や他科目からの転用が可能であり、即時で効果出るもののあると考えています。
そういった背景の中、弊社ではクリニック向けに初のDXセミナーを開催致します。先行するクリニック経営者はどのように自院でデジタル化を実現しているのか?ぜひ、一度ご参加頂き参考にして頂ければと考えております。
<クリニック向けDXセミナー>
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/069658
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