歯科助手未経験者採用のススメ
こんばんは。
本日のメルマガを担当させていただきます、
歯科医院経営コンサルタントチームの森太寅(モリ タカノブ)です。
歯科衛生士、歯科医師の採用に関しては、
どの規模の医院でも共通する課題としてあげられますが、
最近、ご相談としてよく受けるのが、
歯科助手(受付も含む)の無資格者の採用問題です。
「2、30人は当たり前だったのに募集を出しても反響がない」
「応募はあるんだけれども、質が落ちている気がする」
など無資格者の採用にも悩まされている医院が増えているように感じます。
そのような状況の中で、
院長先生が理想とされる人材像についてお聞きしていると、
「歯科助手は経験者と未経験者どちらが良いと思います?」
というご質問が出る時があります。
私としては、
歯科助手に関しては、
積極的に未経験者を採用されることをおすすめしています。
経験者を採用したいと思われる院長先生としては、
ある程度歯科医院での勤務経験があるので、
一から教育する手間が省け、
医院の即戦力になってくれることを期待されているのではないかと思います。
ここで、考えていただきたい点が、
一口に歯科助手といっても、
・診療補助をメインにされていた方
・受付業務をメインにされていた方
・カウンセリング業務をメインにされていた方
・それぞれのポジションにバランスよく入っていた方
など業務範囲が明確ではない歯科助手に関しては、
前の医院での経験が活かされる場合が少ないです。
歯科医院の勤務経験があったとしても、
別の医院で働きだすとその業務の違いに戸惑われてしまい、
元々の期待値を上回ることは本当に稀です。
さらに厄介なのが、
前の医院の働き方が染み付いていると、
柔軟性がなく、プライドだけが高くなってしまっている場合があります。
そのようなスタッフの方と個人面談をさせていただくと、
「前の医院ではもっと〜だった」
「今まで〜はやらなくて良いと言われていました」
「やり方を変えるつもりはありません」
など前の医院と比較し、批判的な言葉を口にされることが多いです。
一見遠回りに見えても、
未経験者を一から教育していく方が、
院長先生の考え方や医院の方針を受け入れていただきやすいので、
先生が変にストレスを抱えられることがありません。
たいていの方は「変化」を嫌う傾向にあるので、
初めから当たり前のようにあるものだと、
心理的にも受け入れていただきやすいのだと思います。
これから歯科助手の採用を考えられている先生は、
ぜひ未経験者を積極的に採用されてみてはいかがでしょうか?
【執筆者:森太寅】
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