新人の成長記録の“共有”と“情報発信”で成長を加速させる

皆さん、こんばんは!歯科医院コンサルタントチームの坂下大樹です。
本日は私がメルマガの担当をさせていただきます。
今回は、4月から入社された新入社員の成長を加速させるための、
“教育方法”と“外部発信”についてお話させていただきます。
「教育マニュアルを作ってはいるけど、実際にわかっているか良くわからない」
「新人への教え方がスタッフごとに違うので、混乱している」
など、お話をよくお聞きいたします。
教育マニュアルを作っても、その運用が適切に行われないと効果がありません。
では、どうすればしっかりと運用が行えるのか。
まずは以下の3つを抑えます。
1、教育担当者を決める
2、教育スケジュールを決める
3、教育スケジュールを全体で共有する
教育の担当者を決めて、基本的には1人が教育を行うことが重要です。
人によってやり方が少しずつ異なるので、その統一もこの機会に行いましょう。
そして、3ヶ月間のおおよその教育スケジュールを決めます。
たとえば、入社1ヶ月目の第1週目に覚えてほしい業務として
朝の準備と片付けやアシスト、練和など項目をあげ、
2週目・3週目・・・と同様に決めていきます。
それを実際に、新入社員が毎週末、教えてもらった項目について
一人でできることは「◎」、ある程度できるものは「○」、できないことは「×」
と、自己採点を行い、教育担当者に提出します。
教育担当者も同様に、記入された項目についてチェックを行い、
翌月曜日に新人にフィードバックを行います。
これを繰り返すことで、新人自身が現在の習熟度を理解することができ、
自分自身の成長が見えることで、モチベーションアップにもつながります。
また、これを可視化し、全体に共有することで、スタッフ全員がその新人が
どの業務ができて、何がわからないのかが明確になるため、扱い方がわかります。
このように、教育の進捗を可視化させ、全体で教育を共有することで、
新人がより成長しやすい環境を作ることができます。
次に、情報発信についてですが、「どこに」「何を」発信するのか。
答えは、「求人ページ」に「新人成長日記」として、新人ブログを発信することです。
この目的は2つ、「知識の定着」と「採用力の強化」です。
新人成長日記で、自分が学んだことを改めて文字としておこすことにより、
知識が定着され、記憶に残ります。
同様の意味で、現在教育マニュアルがない医院さんは、新人さんに教育マニュアル
を作ってもらうことをオススメしています。
採用力の強化という意味では、最近求人専門サイトを立ち上げる医院さんが増えて
おり、採用専門サイトの中で一番アクセスを集めることができるコンテンツが、
新人成長日記だったという結果がでています。
学生さんにとって、1年目の衛生士さんがどのような仕事をしているのか、、
これが一番興味のある項目であり、入社後のイメージができます。
このように、新人さんの教育をしっかり行うことで、採用力の強化にも繋がります。
新年度を迎えたこの機会に、教育について見直してみるのもいかがでしょうか。
【執筆者:坂下 大樹】
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