採用面接時に何を聞くと効果的
皆さんこんばんは!船井総研の森内です。
今回は、『採用時にする質問で効果的なものはありませんか?』という質問を
よく受けるので、実践して効果のあるお話をしたいと思います。
それぞれ、医院によって面接をする方は違うと思いますが、とにかく、
この質問だけはしよう!と決めていることがあります。
それは、今回採用しようとしている部署(DH/DA/受付)で
自院の特徴としてこれまで辞めていった人たちがついていけなかった共通項を
見つけて、あるシチュエーションになったとき、あなたはどう対応するか?
それを想像して答えてもらうというもの。
●教えてもらえるスタッフが近くに誰もいない時、患者さんが来ました。
あなたならどうしますか?
?@フリーズして答えられない →状況を想像できない場合が多い
→間違えると怖いという防衛反応が高い
?Aとにかく自分の中で一生懸命考えて答えようとしている姿勢があれば評価する
他にもいろんなシチュエーションがあると思います。自分で考えて出来るだけ
答を見つけよう、仮説を持とうとすることが出来るかできないかでスタートダッシュ
は大きく変わってきます。
人数の多い中での補強であれば、じっくり育成できますが、そうではない場合
?@のパターンだと非常に時間がかかるでしょう。
ですから、医院でよくあるシチュエーションを想定して、そういった場合の行動を
答えてもらうというのは、答えが準備できるものではなく、想像力と考え方が見え
るので、一つの大きな指標になります。
私は、以前ある人材系の会社で数千人の面接をしてきました。本人と面接をして実
際に仕事を紹介しても、ミスマッチだと続きません。
いくら言葉で上手く答えても実際やってみると、上手くいかないことが多かった経
験から、なるべくリアルな現状を想定して、行動を問う質問を繰り返していました。
良い人材を確保することが難しい昨今ですが、面接時の質問で、自院にあった考え
方のできるスタッフかどうか、そのレベル感の想定がつくだけで、今後の教育の方
向性が変わります。
一度試してみてはいかがでしょうか?
【執筆者:森内 靖恵】
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