人材採用で失敗しないために2021年に取り組むべきテーマとは
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
歯科医院経営コンサルティングチームの出口でございます。
2021年に歯科医院の経営者が着手すべき経営課題の中で、「歯科衛生士採用」と「高利益化」という2大テーマがあると私自身は考えております。
より一層、採用が難しくなっている歯科衛生士の採用についてですが、
今年度は外部要因や雇用環境の大きな変化により、医院によっては局地的な平易化傾向が見ることができました。
一番まずいことは、この「外部環境とタイミング」≒「運」で採用できたことによって、「歯科衛生士採用」に関しての採用投資や注力をやめてしまうことです。
（※特に、今回は採用ができたから大丈夫。と考えてしまうということは非常に危険です。）
客観的にとらえてみても、この業界の採用難は加速する一方であり、経営力の2極化が進んでいく中で、大規模・高利益の歯科医院による、給与条件・医院設備・福利厚生などの高水準化が進み、「大規模の医院」や「高利益の医院」に歯科衛生士が集中し、それ以外の医院では採用に苦戦し続けるという構図も想定されます。
そこで、上記のような高水準化を進めていくことのできる医院に対して、「どのように人財採用力を高めるべきか？」と現場の経営者の皆様に質問をいただきます。
この問いに対しての答えというのは非常に明確です。
結論は「時短」です。
つまり、「診療時間の短縮」を実施することこそ、これからの人材獲得競争で対抗できる有効な手段と言えます。
実際に、私の担当させていただいている医院様では、今年度は10件近くの医院様が診療時間の短縮を実施し、短縮以降に採用応募が集中した医院様も数多くいらっしゃるというのが、現場での生の情報と事例になります。
但し、「時短」というテーマでは、必ず外してはいけないポイントがあります。
これを外してしまうと、必ずといってもいいほど失敗・後悔をすることになるとも言えます。
＜外してはいけないポイント＞
１．～18:30の診療時間短縮を実施する
２．売上・利益を落とさないために、高利益化施策を並行する
３．2022年までに実施する
1つ目の、「～18:30までに設定する」理由は簡単です。
「人財採用での魅力」≒「近隣競合と比べて抜きんでている」ということです。
つまり、世間一般の19:00終了に合わせているレベルでは、全くその「時短」効果は得られず、少なくとも今の時代においては、18:30より前に設定することが最低ラインとなるためです。
2つ目の、「高利益化施策」についてですが、売上や利益が落ちる時短というのは、経営体質を弱くしてしまうことにつながるため、必ず、下がる分以上に売上や利益を増やす投資や取り組みを実施することが必要です。
そして、最後の3つ目の、「2022年までに実施する」ということですが、これが一番大切だと私自身は考えております。
その理由は、「時短」というテーマは「先行者しかそのメリットを得られない」という特性があるためです。
・周りの医院（時代相場）より先に時短すること→採用条件でとびぬける
・周りの医院（時代相場）に合わせて時短すること→遅い医院から普通レベルになる
この前者と後者の違いにあります。
そう考えますと、
「同じ取り組みを」「同じリスクを背負って」「同額の投資を」行うわけですが、その成果が「早いか」「遅いか」によって、0か100かになるというのは非常に恐ろしいテーマでもあると考えられます。
ぜひ、メールマガジンをお読みいただいている歯科医院の経営者様には、「0ではなく、100のメリットをつかんでいただきたい」と考えております。
そうは言っても、
「何から始めていいかがわからない」
「どうやって上手く時短をすすめていいのかがわからない」
「実際に時短で成功している医院の話は聞けないものか」
そういった不安や疑問も多くあるかと思います。
そこで、今回は満を持して、
「年間75日相当分の診療時間を短縮し、人財採用と利益アップの実現」に成功している、医療法人ユナイテッドうえはら歯科の上原理事長をゲストのお招きし、
「3度の時短に挑戦し、3度ともすべて成功を収めた時短ノウハウ」について、ご講演いただく機会を設定させていただきました。
2021年度中に、必ず「時短」を成功させたいという先生方にとっては、最初で最後のチャンスになるかと思いますので、ぜひ、この機会をご活用いただければと思います。
＜診療時間短縮セミナー＞
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/067054
お読みいただきまして、ありがとうございました。
【執筆者：出口】
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