いまどきの新人教育で聞かれること

みなさんこんにちは
船井総研の森内です。本日は、これから入ってくる新人を受け入れるにあたって
ますます難しくなる新人教育に関するよく聞かれる質問についてQ&A方式で示
してみました。
みなさんはどう考えますか?
少し今後のヒントにしていただければ幸いです。
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Q:言っても、どうも響いていないような。どうすれば?
A:何度同じことを言っても、伝わらなかったり間違ったりする人は、聞いて理解
するよりも目で見て理解・判断する情報処理能力の強い傾向があります。
何度も同じことを言われれば言われるほど、逆に頭に入らなくなってしまう人
もいます。「また言われる」と心で反応すると、回避する、流す、無視をする、
という心の構造になっているのです。
そういう人には、ポイントを視覚的に伝えることです。例えば、自転車に乗る
ことを教えるのに、「十字路は気をつけなきゃいけないんだよ、停まって左右
から来ていないことを確認するんだよ」というようようなことを耳で聞かせる
より、「一旦停止!」「注意!」など道路標識ひとつで、あっと気付くことが
あります。
業務の中でも、チェックすべき点にはあらかじめふせんを貼っておいて注意を
促すとか、ぱっと見て気付くような仕掛けをつくるとか、伝える「手段」を変
えてみるのも一つです。
Q:過保護になってしまって一人立ちできないのでは?
A:仲良し倶楽部になったり、なあなあな関係にならないためには、言うべきこと
はきちんと言う必要があります。その時、「あなたが成長する(活躍する)た
めに必要だから言うよ」といった姿勢を態度や言葉で伝えることができるかは
とても重要です。教育がうまくいっている人は、お互いの心の距離が近くて、
指摘すべきことは伝えています。仕事だからやるべきことを言う代わりに、個
の人間としては認めている、そういう意味でオンとオフがあるといえます。
「○○さんのこういう面はすごくいいよね。ただこの場面ではこういうふうに
するともっといいよね」と言えるかどうか。教える側の、新人に成長してほし
いという姿勢は、とても重要です。
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最後に、新人教育に関しては、何度もこちらで配信しているように、教える側の意
識改革も必要となります。
医院全体として、新人をどのように受け入れ、そして成長させていくか。
決まりきった型を教える前に、最初の「考え方」の教育が重要となるのです。
【執筆者:森内 靖恵】
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