『新型コロナウイルスでの自粛期間で見えた訪問歯科診療の重要性と今後のアプローチについて~アフターコロナ編~』

皆さまこんにちは。
船井総合研究所の松本でございます。
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

今回は表題の内容についてレポートをさせていただきます。

新型コロナウイルスの自粛期間からwithコロナにあたり、下記4点を感じております。

①ケアマネジャーへの広報活動・接点について
自粛期間中・withコロナ期においても、ケアマネジャーとの接点は変わらず、対応していただけます。またクライアント様で広報活動を実施していただくと、ケアマネジャーから継続的に依頼はございます。理由としては、外出自粛を理由に、普段付き添いや介護タクシーなどで何とか外来に通院している高齢者層が訪問に流れている可能性が高く、また介護施設と異なり、在宅では口腔ケアなどのサポートができる周辺環境がないためだと考えます。

②在宅患者数の増加傾向
コロナ自粛期間中は在宅での訪問歯科診療の依頼が増加しています。先ほど上記でもご説明した通り、外出自粛により外来から訪問に移行しております。またデイサービスが自粛のため、ヘルパーさんの負担が多くなっており、訪問歯科診療の口腔ケアが求められるのが現状です。

③定期的な口腔ケアの重要性
訪問中断していた施設において現在では、訪問歯科診療を再開しているケースが見られます。
自粛明けに口腔ケアをした際に、ほぼ100%の利用者様が口腔内の悪化が見られると弊社クライアント様から情報をいただきます。例えば義歯に食べかすがものすごく溜まっている、口腔機能が落ち込んでいるなどの情報をいただき、定期的な口腔ケアが大事であると感じております。

④施設の広報活動はいまだに自粛ムード
いまだに弊社クライアント様の訪問施設全体の約1~2割は訪問中止・延期の措置がとられている状況です。介護施設では、施設側がリスクを重視し、患者状況や意向の前に訪問休止にしてしまいます。
お電話して施設へのアポイントを入れても、玄関前のお話しでお願いしますなど、依頼も多くあり、なかなか施設に対しての広報活動が現時点においても厳しい状況です。

以上から、自粛期間からwithコロナにかけて現場で感じたことをまとめてみました。
最後に、コンサルタント目線で感じることとしては、「訪問歯科診療の始め時」の見極めが大事だと感じております。

2月~5月の期間で、昨年から訪問歯科診療を本格的にやっていこうと立ち上げされた歯科医院様の中で、一旦訪問歯科診療をストップするという判断をご決断された医院様も多くおりました。

そして、6月に入ってから弊社に対して、訪問歯科診療のお問い合わせが増加しております。
このwithコロナ期において、新しい取り組みができるかということが大きく踏み出す一歩になると考えております。

船井総研では、訪問歯科診療において『立上げサポート』および『新型コロナウイルスの影響下で、今やるべき訪問歯科対策』を展開しております。是非ともお問合せください。
また、訪問歯科におけるオンラインセミナーに直近開催のものがありますので、重ねてご活用ください。

昨今の時流から、こちらのセミナーへのお申し込みを大変多く頂戴しているため、8月30日(日)にも追加開催が決定しました。

■訪問歯科・新型コロナウイルスの影響と対策を徹底討論 7月26日 @オンライン
高齢者・訪問歯科の分野で全国的に著名な、つがやす歯科医院 理事長・栂安秀樹先生にご登壇いただき、訪問歯科の分野で今後求められる考え方と打ち手をご教授いただきます。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/060968

以上、
拝読いただきまして、誠にありがとうございました。

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