「唾液検査の活用方法とは」
皆様、こんにちは。船井総研の安井でございます。
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
7月の第3週から8月の第1週にかけて、
唾液検査機器【SiLL-Ha】を開発されたアークレイ社と
協業セミナーを開催させていただきました。
多くの方にご参加いただき、ご好評をいただきましたので、
そのセミナー内でお伝えした内容を本日はお伝えいたします。
SiLL-Ha(旧称:スポットケムST)は、
現在全国2,500件ほどの歯科医院さんで使用されています。
導入の理由は医院によって様々ですが、
定期的に来院してもらっているメンテナンスに何か刺激が欲しい
という理由が多いです。
これは自身の口腔内の状態を数値で知ることで、患者さんの
モチベーションアップを期待しているものです。
もちろんメンテナンスへの動機づけは非常に大事ですが、
それ以上に重要なことは自費の補綴物の話にどのようにして
つなげるかです。
唾液検査(SiLL-Ha)の費用は1,000円~2,000円が相場です。
患者さんが来院された際に支払うことにあまり抵抗のない価格が
適正といえます。
それに伴って考えなければいけないのは、唾液検査機器の
立ち位置です。患者さんに伝えなければならないことは、
口腔内の状態だけではなく、患者さんが今後どのような行動や
対策をする必要があるのかという点です。
具体的には、「○○さんはむし歯のリスクが高く、むし歯が
数か所あるので、再発リスクの低いセラミックスがおすすめです」
という伝え方です。
つまり、唾液検査をコミュニケーションの入り口・きっかけにして、
患者さん個々の口腔内に合わせた対策を伝えて、自費の補綴物の
話に関連付けるということです。
唾液検査を用いて補綴の話をするとなると、唾液検査の実施の
タイミングはそれより前の2回目来院時が良いといえます。
対象者は、新患(純初診)の方に実施すると効果的です。
SiLL-Haという機器を使用すれば、唾液検査自体は5分程度で
できますが、フィードバックや検査の案内の時間を含めると
衛生士の実働時間は、およそ20分程度かかります。
歯科衛生士一人当たりの1時間の生産性は1万円が目安ですので、
メンテナンスへの動機づけだけでは、むしろ生産性を落として
しまうことになるかもしれません。
メンテナンスという点も意識しつつ、どのように自費補綴の
話をするかという点にも意識していただければ、効果的に
唾液検査を活用できます。
詳しい内容は下記のレポートにまとめていますので、
是非ダウンロードいただき、ご活用ください。
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-dental/dltext07-dl.html
最後までお読みいただきありがとうございました。
【執筆者:安井大貴】
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