変化を嫌がらない‐歯科医院経営のツボ‐
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皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
先日、ご支援先の歯科医院の院長先生から、
非常に嬉しい報告のお電話をいただきました。
自由診療を選ばれる患者さまの数が以前より増えており、
このままいけば、自費率が40%を越えそうだとのこと。
これまでは月25%~30%を推移していたので、
40%は非常に高い値です。
また、医院前にA型看板を設置し、
無料の入れ歯相談を告知したのですが、
それにもお申し込みがあったとのこと。
着実に成果が出始めており、
これからさらに加速していけるのではないかと思います。
ポスターや看板などで、
患者さまへの情報量を増やすだけでなく、
物置化していたチェアを活用できるようにしてもらったり、
アポイントの取り方を変更していただいたり、
まずは、3ヶ月間で下地を作らせていただきました。
実際、最初の3ヶ月間でやった取り組みというのは、
奇抜なものはほとんどなく、
「当たり前のことを当たり前にできる状態にする」
というものです。
例えば、初診のアポイントを20分→30分に変更しました。
初診カウンセリングに力を入れている歯科医院では、
初診は1時間でアポをとり、
最初の30分がカウンセリング、
残りの30分をレントゲンや検査、応急処置で時間を割いているので、
他の医院と同じ時間にしただけかもしれません。
ただ、ここで一番重要視したかったことが、
「変化を嫌がらない」ということです。
慣れている仕組みを変更したり、
新しい取り組みを始めると、
スタッフの方から猛反発がくる場合もありますし、
そもそも仕組みとして定着しなければ意味がありません。
初診を20分しかとっていないことで、
アポ通りに診療が終わらず、
「患者さまを待たせる」ということが、
当たり前になっていました。
そのような歯科医院では、
患者さまの満足度は決して高くありません。
待たせることが当たり前になっていては、
遅刻やキャンセルといったものにもつながります。
「自院が良くなっていくためにはどうすればよいのか?」
院内で当たり前になっていることでも、
患者さまにとって不都合になっているのであれば、
変えていく必要があります。
お付き合いが始まる前から何度も申し上げるのですが、
「コンサルタントを入れさえすれば業績が上がる」
というのは間違いです。
変化を積極的に受け入れ、
実行に移していただける先生ならば、
業績は上がりますし、先生のやりたい医院作りが実現できます。
ただ、全てを丸投げされては、
依頼していただく意味がないと思いますし、
成果をだすこと自体難しいです。
「やろうと思っているんだけど、できていない」
「やりたいことはあるけれど、どのようにやれば良いのかがわからない」
このようなご要望を持ち、
かつ実行に移していただける先生ならば、
お役に立てることがあると思います。
ご支援先の先生も、
私にコンサルティングを依頼されたのが、
医院の基盤作りと自費率の向上が主な内容だったので、
今回の報告をいただけたことは、
本当にコンサルタント冥利に尽きます。
一緒にこれからさらに頑張っていき、
先生の目指される医院を作っていきたいと思います。
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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