“見て覚えろ”はもう古い?‐歯科医院経営のツボ‐

2015年02月04日 (水)

コラムテーマ:
マネジメント(採用 教育)

皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
本日は後輩コンサルタントと一緒に高松の歯科医院様へ。
今回、この後輩には初めて同行に来てもらうので、
「ただ黙って議事録をとっているだけ」、なんてことにならないよう、
しっかりお客様の役に立ってもらおうと思っています。

お付きの人からの卒業

実は、私自身、あまり同行は得意ではありません……。
入社して間もない頃には、お客様なんていませんから、
上司、先輩にくっついて色々と学ばせていただく訳です。
 
ただ、同行に行く時に毎回感じていたのが、
結局、“お付きの人”になっているということ。
 
お客様が話をしているのは上司、先輩であって、
こちらを見てくれていない。
 
「認めてもらえるぐらいの価値を出せ」
と言えばおっしゃる通りなのですが、
実際、船井総研の中でも、そんな優秀な同行者は、
ほとんどいないのではないのでしょうか?
 
同行の価値を感じられるようになるのは、
自分がお客様を持ってから。
 
少なくとも、1つのパートを任せない限りは、
結局、同行してもらってもあまり意味がないように感じてしまうのです。

同行者の役割を作る

今回、同行に来てもらうのは、
これから売り出していく入社2年目の後輩。
 
同行してもらって仕事をするのは初めてですが、
普段の仕事ぶりは非常に丁寧。
 
ホームページ制作のパートをお願いして、
その点に関しては、責任を持って動いてもらうつもりです。
 
同行者が価値を出せるかどうかは、
仕事を受けている人間が、
役割を作れるかどうかで大きく左右されると思うので、
少しでも学んで、吸収してもらえればという考えです。

新人教育の難しさ

「見て覚えろ」、「仕事は自分でとってこい」、
そのような仕事の側面はとても大切なことだと思います。
 
ただ、それだけ求めていては、新人はなかなか育ちません。
 
「見て覚えろ」というようなやり方は、
やはり、今の時代にはそぐわなくなっているのではないでしょうか?
 
院長先生からも、
新人教育に関するご質問をいただきますが、
“出来ていない=知らないだけ”
この考え方を前提においた上で、教えていくことが大切です。
 
ただ、同行の後輩に関しては、非常に優秀なので、
期待を上回ってくれるだろうと、先にプレッシャーをかけておきます。

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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