求人専用のホームページを作成し、サイトからの応募が増え、当院に合いそうな方を採用できるようになりました

医療法人ひだまり会サニーデンタルクリニック小林一成様

医療法人ひだまり会　サニーデンタルクリニック様は、埼玉県飯能市で、地域に根差した歯科医院をめざして診療に取り組んでいらっしゃいます。

〒357-0024　埼玉県飯能市緑町11-23

http://www.sunny-dental.com/

医院紹介

当院は埼玉県飯能市というエリアに開業しています。池袋から西武線で約1時間程度の距離でいわゆる郊外型の立地ということになろうかと思います。こちらで私は2009年に開業しました。
開院時に考えたことは、家族全員が安心して通えるような医院、特に小児に力を入れた医院を目指そうと思い、医院の内装もアットホームなものにしようと考え、歯科医院系のデザイナーや建築士ではなく、一般の建築士に依頼して建てました。
歯科のことは全く知らない方だったので、建てるまでは大変だったのですが、今となってはこれがよかったと思っています。

コンサルティングについて

開院以来、徐々に患者様も増加し、医院自体の経営は順調でした。また、オープニングスタッフが非常に頑張ってくれ、その中でも歯科衛生士の4名のメンバーが核となってくれ、医院を支えてくれました。このスタッフ達は2017年現在も勤務し続けてくれていて、大変ありがたい存在となっています。
一方で、後から入ってきた新しいスタッフが増えるにつれ、スタッフ全員を一体化することが難しくなり始めていました。
メンバーが少ないときは時間もあったし、自分の思いを伝えきれていたと思うのですが、患者様が忙しくなり始めると医院の考え方や何を求めているのかが、伝わりにくくなり、自分とのギャップが生じることになります。
このことは結果として退職という形で表れ始めていました。そんな時にそろそろ自力で解決するのではなく、外部のコンサルタントの力を借りて何とか改善しないと、と思い始めていました。
コンサルタントに依頼をしたことはなかったのですが、友人に飲食業のコンサルタントがいて、コンサルタントという存在は知っていたのです。
色々探して最終的にブログを読んで船井総研の松谷さんに依頼することを決めました。これが2012年の秋のことです。

コンサルタントは自分がどういう判断をするべきか迷った際に、自分に合わせた意見をくれます。またスタッフ個人個人と面談をしてくれた時には、院長には話さないような内容のヒアリングをしてもらえるので、自分が気付いていない情報を与えてくれ、判断材料とすることができます。
組織を一体化させるためのクレドもスタッフが中心になって作成するようにして、完成しました。これを朝礼の時に活用するようになりました。
そういったことをしているうちに退職するメンバーは殆どいなくなり、組織としては一体化するようになり、安定するようになってきました。

一方で2014年ころから時代の変化もあり、採用が難しくなり始めてきました。
当時勤務医、歯科衛生士、歯科助手とそれぞれの職種の採用が必要になっていました。既存の媒体だけでは、採用が十分にできなくなってしまっていました。
何度求人をだしても応募がない、患者様はいるのにスタッフがいないという状況になってしまっていました。
医院のことをもっとアピールするためには求人専用のホームページを作る必要があると感じ、船井総研さんに制作会社を紹介してもらって、求人専用のホームページを作成しました。
これにより医院の雰囲気、考え方、どういうタイプのスタッフがいるのか（若い人がいるのか、主婦のパートがいるのかなど）を伝えることができるようになりました。
結果を申し上げると2016年は歯科衛生士で言いますと新卒、既卒を合わせて5名、2017年は現段階で6名の応募がありました。
今までは来た衛生士を面接をするまでもなく採用しないといけなかったのですが、こちらも当院に合いそうな方を採用できるようになっています。
今では応募をしてくる方のほとんどはこのサイトを見てきて応募をしてくれます。
また、医院の考え方に共感してきてくれるのでその点が非常によかったです。

FDIについて

FDIには昨年くらいから出席をさせていただくようになりました。
FDIでは、毎回新しい気づきと刺激を与えてくれる会だと思います。やはり、同業の方が頑張っているのを間近で見ると、やる気が起こります。
また、以前から面識があった、川崎市の桧山先生とこちらで再会することができました。これがきっかけで、桧山先生の医院に見学に行かせていただいたり、そういった交流もさせていただくきっかけになっています。

今後の展望

実は昨年の秋に船井総研のES診断を医院で受けました。定着率が高まっている一方で今のスタッフの従業員満足度を知っておくことは重要だと思ったからです。
結果は比較的良かったのですが、一方で問題点もはっきりと出ていました。それは自分ではあまり気づいていなかったところだったのですが、すぐにそのスタッフ達と面談をして、対策を取ることができました。たまたまかもしれませんが、このタイミングでES診断を受けて、改めて、スタッフ達と向き合うことの重要性を再認識させられました。もっとスタッフ達の話をこちらが聞くようにしないとと思いました。
例えばミーティングなどでも自分が中心で話をしていましたが、もっとスタッフ達に話をしてもらうように変えました。
このことで、活発に意見が出るようになり、満足度が高まっているように思います。
今年の自分の目標は、スタッフの話をしっかりと聞くようにすること、です。
これがきちんとできれば医院の状態は更によくなるのでは、と思っています。今後とも精進していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。