勉強を勉強のままで終わらせない‐歯科医院経営のツボ‐
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皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
「勉強になった」
という言葉は意外にやっかいなものです。
歯科医院の院長先生は、
診療がない日も学会や技術、経営のセミナーに参加したり、
スタッフマネジメントに関する本を読んだり、
本当によく勉強されています。
船井総研が開催するセミナーにも、
毎回のように参加してくださる先生もいらっしゃいます。
これは、本当にありがたいことです。
ただ、実際に個別でお話させていただいた際に、
「セミナーを聞いて実践されたことは何かありますか?」
とお聞きすると、
「セミナーは勉強になるんだけど、いざ取り組もうとすると時間が……。
今は、スタッフの人手も足りてないし」
と勉強すること=満足で終わってしまい、
実際に行動には移せていない先生の方が多いです。
これは、本当にもったいないことだと思います。
その一方で、後日ご訪問した時には、
すでに何かしら形にされている先生もいらっしゃいます。
それは、院内の掲示物であったり、診療の体制であったり……。
もちろん、
「セミナーの内容が実践しづらいのではないか?」
というご指摘もあるかと思います。
ただ、実際に形にされている先生がいらっしゃることを考えると、
それだけで全て説明することはできません。
行動に移されている先生の共通点としては、
・目的意識が明確
・行動に取り掛かるまでの時間が圧倒的に早い
という2点が挙げられます。
このようにしたいという目的意識が明確な先生は、
「あそこの部分の話はすぐに実践できるからやってみよう」
と話を聞いてから、その日にでも行動を起こします。
時間が経てばたつほど、行動する気力は失せてしまうものです。
例えば、本ひとつを読むにしても、
誰かに紹介するという前提の上で読んだり、
内容を自分で要約したり、
次の行動が明確になっていれば、
入ってくる情報の質も変わります。
勉強を勉強のままで終わらせないためにも、
アウトプット(次の行動)を意識して、
情報をインプットするというくせづけが大切ではないでしょうか?
そうすれば、自己啓発に当てる時間を、
さらに効果的にできるかと思います。
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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