「新卒歯科衛生士採用倍率」
歯科ユニットの水野陽介と申します。
全国平均の数字が18.4倍まで上昇してきました。
なんの数字かと言うと、「新卒歯科衛生士採用倍率」です。
歯科業界での新卒歯科衛生士の採用が困難になってきているという事実は知っているけれどもそこまでとは知らなかったという医院様も多いのではないでしょうか。
約18医院が一人の新卒歯科衛生士の獲得を狙っている実情です。
最近では、採用HPなどWEBからの応募や見学の流入が大きくなっています。
しかし、まだまだ学校訪問という直に学生の雰囲気や就職担当者の声を聞くことも非常に大切です。
歯科衛生士学校へ行き、手に入れることのできる情報は2つあります。
学生が感じている働きたい歯科医院像。就職担当者の考えているおススメしたくなる歯科医院像。
それを正確に捉えて、自院の求人にいかに早く取り入れ、打ち出せるかが鍵となります。
先日、福岡の歯科衛生士学校へ訪問させて頂く機会がありました。
そこで、実際にお伺いして学校側の生の声を聞くことができました。
歯科衛生士学校の就職担当者から見た学生におススメしたくなる歯科医院像は3点ありました。
・教育制度がしっかりとしていて、新卒を即戦力としてみるのではなく、将来を見通して成長させてくれる歯科医院
・研修など、歯科衛生士として医療人としてステップアップできる歯科医院
・働きやすい環境(休日が週2回、休憩時間がしっかり確保されている等)が整備されていて定着する歯科医院。
そして、強く感じたのが、就職担当者の方と学生の距離間がかなり強くなっている気がします。
既卒の方でも歯科医院を退職されると、どんな歯科医院がいいかを就職担当者にヒアリングに来るそうです。最近、スマホがほとんど普及してきた現在でWEBに力を入れている医院様は多いですが、再度、学校との関係を重要視し、構築していくことも採用には必要不可欠になってきていると痛感しました。・
地域にあった学生ニーズを捉えて、自院に落とし込むことが必要なので、就職活動が活発化する前のこの時期に訪問することが重要です。
新卒採用を成功させるためには学校訪問×採用HPの構築です。
学校訪問で医院の認知度を高め、自院の採用HPを見てもらい、母集団形成を行っていきます。
学生の求めるニーズと自院の求める条件を上手く組み合わせて求人を打ち出していくことが大切です。 同時に新卒歯科衛生士を採用した後のしっかりと教育し、人財化させる制度も医院で構築していくことも重要です。
採用した人を大切に教育していくことが周知されるようになると、定期的に新卒歯科衛生士を獲得できる可能性が上がります。
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