『今後のか強診の動向に注目!ポイントは地域完結型医療を目指し病院との連携か?』

皆さん。
こんにちは。船井総歯科コンサルティングチームの川口克洋です。
早速ですが、今回は5月31日に議論された中央社会保険医療協議会 総会(第352回)
の中から抜粋させてお話しさせて頂きます。
私のご支援させて頂いております、医院様からも
「そろそろか強診取らないとな…」
「か強診って次年度の報酬改定で在宅件数の要件はどうなるの?」
と言う問い合わせを多く頂きます。
まずは、か強診の現状を見てみましょう。
現在、か強診を算定されている医院様は7,031施設(H29年4月1日時点)との事で
約10%(歯科医院数 69618)の医院様が登録されております。
また、その中でか強診を算定されている医院様の中で
介護施設との連携(ミールラウンド等への参加、技術的助言)の有無を見ると
65.2%の医院様(4584医院)が実施しております。
次に今回の指針を見てみます。
現在、訪問歯科においては入院時の口腔機能管理は進んでおります。
(※ 入所時の介護施設も含め)
今後のポイントは在宅等の口腔機能管理が求められてきます。
その為に、具体的な行動として
・医師やケアマネジャーとの連携
・居宅等に訪問して歯科診療を実施
・退院時、歯科医院として病院との連携
が挙げられます。
つまり、居宅への対応を早期に歯科医院が介入する事が求められてくるでしょう。
先日私のご支援先と、精神科病棟(246床)から歯科診療の依頼がきて面談しにいきました。
その際、先方からも
「退院する患者様に歯科医院を紹介したいんだけど、どうすれば良いかわからず
困っていた」とお話しさえておりました。
結局こちらの医院様は、入院患者様、退院患者様全て受け持つことになりました。
以上を現在のか強診の市場と方針をお伝えさせて頂きましたが、
まとめると今後の方針は以下です。
①か強診の機能として病院との連携を重視していく
 ⇒訪問歯科をできない場合、他の歯科医院に紹介出来る環境を作る
②商品力(食支援×口腔ケア)を磨いていく
⇒ミールラウンドを行っている医院様が多くなってきており、
益々差別化がなくなってきている
最後までお読みいただきありがとうございました。

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