「歯科業界のWEBマーケティングについて」

皆さん、こんにちは。
船井総研歯科医院コンサルティングチームの谷口 竜都(タニグチ リュウト)です。
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
本日は私谷口がメルマガの担当をさせていただきます。
先日、3月26日(日)に歯科医院経営研究会~Funai Dental Innovation~福岡会場が発足いたしました。
初回にも関わらず、11医院様にご参加いただきました。お忙しい中、ありがとうございます。次回の福岡開催は、7月9日(日)となりますので、皆様是非ご参加いただければ幸いです。
上記FDI福岡会場でも、多く上がった話題Webマーケティングを活用した新患獲得、自費率アップ、採用です。
Webマーケティングには、リスティング広告(有料広告)やSEO対策、最近流行の動画広告、またFacebookなどのSNS広告など、Webには極めて多くの手法があります。
おそらく皆様の中でも、「何を活用したらよいのか・・・」「これ全部やらないと時代に遅れてしまうの?」などの不安や疑問があるかと思います。
ですので、改めてWebマーケティングの全体像をお話させていただければと思います。
Webマーケティングは、2つの戦略から成り立ちます。
①Webサイトに数多くユーザーを呼びこむための導線戦略(アクセス数)
(ア)SEO対策
(イ)リスティング広告対策
(ウ)ポータルサイト対策(EPARK、エキテンなど)
(エ)SNS(Facebook、Twitter、Instagramなど)
(オ)動画(YouTube)
②実際にWebサイトに訪問したユーザーが、予約、問い合わせ、無料相談などのアクションを起こすためのサイト設計やコンテンツ制作などの受皿戦略(反応率)
(ア)オフィシャルサイト
(イ)診療科目特化サイト(インプラントサイト、小児矯正サイトなど)
(ウ)診療科目や商品特化LP(一枚ものの特化ページ。インビザラインLPなど)
多くの歯科医院様は、Webサイトを持っていらっしゃるかと思いますが、
いまいち成果を実感できていない方もいらっしゃるのではと思います。
理由は、2つです。
①サイトはレイアウトやデザイン、文章にもこだわり制作したが、誰にも見られていない
②SEOも一番、有料広告も活用しているのに、Webサイトが古いデザインであったり、レイアウトがわかりにくい
要するに、ここでお伝えしたいことは、導線戦略と受皿戦略は両輪で動いているということです。片方をおろそかにすれば、成果を出すことは出来ません。
では、何から行っていけば良いかについては、医院様や競合状況、現状のサイトによって変わってまいりますが、目的によって大きく2つに分かれます。
①新患獲得
②自費率アップ
目的がどちらにあるのかによって、変わってまいります。
①新患獲得であれば、既にニーズが顕在化している方を主な対象としますので、
SEO対策、ポータルサイト対策を行っていきます。
やはり、新患となり得るユーザーは「地域名 歯医者」「地域名 歯科」で検索するのが大半です。ですので、上記のキーワードの
・検索結果に上位表示させること(SEO対策)
・掲載箇所を増やすこと(ポータルサイト対策)
を行っていく必要があります。
ですので、新患獲得の場合は、SEO対策とポータルサイト対策を行いましょう。
②自費率アップであれば、義歯、小児矯正、インプラントなどが当たります。
その中でも特に、高単価自費(インプラント、義歯、矯正)に関してはニーズが顕在化していることもありますが、潜在化している場合が多いです。正確に言うと、ニーズは顕在していますが、検索キーワードが不明であったり(「歯が抜けた」と検索する)、そもそもどんな治療が必要か、どんな治療方法があるのかわかっていません。また、対象者が新患よりも狭くなります。
インプラントであれば、大体35歳以上が対象ですし、
義歯はもう少し年齢層が上がります。
小児矯正であれば、小児のお子様がいらっしゃるお母様が対象者となります。
ですので、オフィシャルサイトのように、誰でも気軽にという参入障壁を上げたWebサイトではなく、
・インプラントサイト(高級感、専門性のあるデザイン)
・義歯サイト(文字大きく、暖色系少なく、英文少なくなどの配慮があるサイト)
・小児矯正サイト(ポップで、カラーやイラストなどを豊富に用いたサイト)
を制作し、有料広告を運用していかなければなりません。
では、
①何故わざわざ専門サイトを制作しなければならないのでしょうか。
②何故、有料広告を運用しなければならないのでしょうか。
①Webサイトは通常、グーグルのロボット(表示順位を決めるロボット)に対して、どんなサイトなのか1つのことしか伝えることが出来ません。オフィシャルサイトであれば、「地域名 歯医者」のサイトですと伝える必要があります。
ですので、自費を上げるには「インプラント」や「入れ歯」のサイトですとグーグルのロボットに伝えなくてはなりませんので、別のサイトが必要となります。
また、先程も申し上げましたが、専門サイトを構築することで対象者にあったデザインを用いることが出来ますし、見ている人には専門性や高度な治療を行っている医院とイメージさせることが出来ます。
②SEO対策とは基本的には、①で申し上げた通り、1つのことしか伝えることが出来ません。しかし、高単価自費は検索キーワードがバラバラです。
インプラントであれば、「歯が抜けた」「歯が無い」「入れ歯 不満」など多数あります。また、インプラント患者は一般患者よりも母数が少ないので、広いエリアのユーザーに見せなければなりません。
ですので、有料広告が必要不可欠となってきます。
実際に、どのように進めていくのか、どのような配置にするとWebサイトは良いのか、成功した事例などをお話する場が、近日にございます。
日本顎顔面美容医療協会様が主催の
『厳しい歯科業界過渡期を生き抜くための歯科経営大改革1Dayセミナー』(4/9(日))
に登壇させて頂くことになりました。
詳しくは、下記のURL内をご覧ください。
ご興味ありましたら是非ご参加ください。
◆セミナー情報
名称:『厳しい歯科業界過渡期を生き抜くための歯科経営大改革1Dayセミナー』
日時:4月9日(日)13:00-17:30
場所:東京・AP品川アネックス
参加費:5,000円(協会会員は無料)
申込み:http://jmfas.org/seminar/02-008/#entryform
上記日程が合わない方も、下記に無料経営相談がございますので、
是非ご活用ください。
どうぞ宜しくお願いいたします。
最後までお読みいただき有難うございます。
【執筆者:谷口 竜都】

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