「予防中心型歯科医院の将来予測」
皆さん、こんにちは。
船井総研歯科コンサルティングチームの松谷直樹です。
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
本日は私がメルマガの担当をさせていただきます。
私のお付き合い先には
平均レセプト枚数550枚、月間平均リコール患者数250名、リコール来院率95%以上
という医院様があります。
従って、月間来院者数に対し、リコール患者様の比率は50%程度
ということになります。
これは私の顧問先歯科医院の中でも比較的高い部類と言えます。
しかし、反対に言えば、治療患者様が半分も占めているという見方もできます。
将来的にユニットを増台することができれば、
さらに予防を中心とする診療体制が可能になると考えています。
個人的には、治療3割、予防7割という患者比率まで
目標にできるのではないかと思います。
予防を中心とした診療を行うことは私が改めて述べるまでもなく
患者様にとってのメリットは多大なものがあります。
また、医院側にとってみてもメリットがあるように思います。
具体的には・・・
・予防処置にはほぼ原価がかからないため、粗利益率が90%を超える。
・毎月の収入が安定する
・新患の来院数に一喜一憂する必要がない
・歯科衛生士、歯科医師のやりがいにつながる。
一方で下記のようなリスク要因もあります。
・保険制度の改正に伴って収入が減少する可能性がある
・歯科衛生士の確保が必ず必要
・歯科衛生士のスキル向上が必要(患者様がカリエスにならないようにする技術や診療内容)
これらのことを総合的に考えながら予防歯科中心型の経営体制にしていく必要があります。
特に「保険制度の改正に伴って収入が減少する可能性がある」
という部分については予測がつきにくいものがあります。
従って、メンテナンスの自費化というテーマを
予防歯科を中心にした経営を行っていく上では
考えておくことが必須なのではないかと思っております。
実際にどの程度自費化していくかは医院様によって適切なパターンは異なりますが、
どのようなメニューにするかや費用設定は明確に検討しておく必要があると考えております。
文末ではございますが、船井総合研究所では以下の日程にて『自費メンテナンス導
入成功セミナー』を開催させていただきます。
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《大阪会場》 2017年 4月 2日(日) 13:00~17:00(受付12:30~)
《東京会場》 2017年 4月 9日(日) 13:00~17:00(受付12:30~)
《福岡会場》 2017年 4月16日(日) 13:00~17:00(受付12:30~)
【執筆者:松谷 直樹】
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