「リコール数を高めることで、診療体制の質が高まる」
皆さん、こんにちは。
船井総合研究所歯科コンサルティングチームの辻です。
本日は、【リコール数を高めることで、診療体制の質が高まる】
についてお話させて頂きます。
人口減少と少子高齢化の中、今後、歯科医院において、
予防・訪問歯科といった診療の比率が高まると予想されます。
それに伴い、リコールの比重を高くした予防中心型の診療体制
を構築していく必要があると言えます。
※リコール数の目安としては、レセプト枚数の30%になります。
※予防中心で実施している医院様はもう少し高くても問題ありません。
なぜリコールが大事なのかは皆様ご存知だと思います。
例えば、治療だけに来る患者層が集まると、
近隣に歯科医院が出来た場合、近ければそちらに流れてしまう可能性があります。
また、治療中心だと、自費への関心度も低くなり、
自費率が一向に上がらないというケースも出てきます。
つまり、治療が中心である場合、診療体制が安定しない可能性が高くなると言えます。
逆にリコールが高まれば、
しっかり通って頂ける患者様が増え、アポイントも安定していきます。
そして、予防への関心が高まると、
自然と自費への関心も高まり、自費率も向上していきます。
その他にも衛生士さんが輝けるといったこともメリットの一つです。
リコールの比重を高くすることで、
結果、全体的な診療の質というのが上がっていくと言えます。
じゃあ、次にどのようにリコールを高めるかといったことになると思います。
大きくは下記、3点を実施すればある程度は伸びます。
【仮アポ】
実施済みの医院様も多いかと思いますが、
ここでポイントとなるのが、仮アポを受付ではなく、
チェアサイドまたはカウンセリングルームで取ることです。
※出来れば担当衛生士が望ましいです。
そちらの方が成約が高まります。
【カウンセリング】
終了のみではなく、初診やセカンドでの定期健診のアナウンスすることで、
リコールに繋がりやすくなります。
初診の段階で「当院では治療終了後は定期健診を受けて頂いております」
とアナウンスすることが大事です。
【事前電話】
リマインドメールやはがきも大事ですが、事前電話が重要です。
リコールに関しては、キャンセルも高くなりますので、
事前に確認することで、キャンセル防止にも繋がります。
もし実施していなければ、自院で一度試してみて下さい。
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【執筆者:辻 建三】
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