「2017年の時流予測・業界動向レポート」
こんにちは。
船井総研 歯科医院経営コンサルティングチームの許斐です。
2017年が始まりました。
本年も船井総研を宜しくお願いいたします。
今回は昨年同様、2017年の時流予測としてお伝えしたいと思います。
Funai Dental Innovation(弊社歯科経営者勉強会)の12月例会でも
お話をさせていただきましたが、2025年問題を皆様はご存知でしょうか?
具体的には、
①総人口が1.27億人から1.2億人に(700万人)減少する。
【歯科医院にとって起こりうる変化】
団塊世代の歯科医師が引退し、事業継承をしない医院が廃業するケースもあるが、大型法人の居抜き開業も増える。その中で1医院あたりが獲得できる人口は減るので、業界の二極化はよりスピードを速めるであろう。
②高齢者比率(65歳以上)が25%から30%に上昇する。
【歯科医院にとって起こりうる変化】
訪問市場が顕著に膨れ上がる。特に現在は市場性の低い在宅歯科診療が政策誘導により需要が伸びることが予測される。
③労働者比率が61%から58%に減少する。
【歯科医院にとって起こりうる変化】
売り手市場感がより加速し、超売り手市場になる。1人あたりの生産性を高めることと定着率を高めることは、医療経営を進めるにあたっても不可欠である。ここの対策をせずに継続し続けることで、今後、採用が困難かつ質の低下につながることは容易に予測できる。
④医療費が40兆円から60兆円に上昇する。
【歯科医院にとって起こりうる変化】
医療マーケットは広がるものの、医療(特に在宅や重度患者向け高度先進医療)に賄われるケースが多いため、歯科業界が恩恵を受けるとは考えがたい。よって、外来マーケットは自由診療化を推進していくことが生き残る術である。
⑤社会保障額が120兆円から150兆円になる。
※ただしGDPが2025年に600兆円を超える
【歯科医院にとって起こりうる変化】
この30兆円はあくまでも予測であり、超高齢化時代に必要な医療財源の算出額である。GDPが2025年に600兆円を超える(現在530兆円)前提である。
上記のようなことが考えられます。
さらに、歯科医院の事情から考えると、
補綴、インプラント、小児歯科、訪問歯科、予防歯科など、
各業態でもそれぞれ変化していくことが予想されます。
それらを見越した経営戦略を立てていらっしゃる歯科医院様や、
これから年始にあたって検討される歯科医院様も多いのではないでしょうか。
船井総研 歯科医院コンサルティングチームでは、
これらの時流を捉え、より多くの歯科医院様のこれからの経営戦略に役立てていただくために、
弊社のホームページにて詳しくレポートという形で掲載をしております。
『 <2025年問題×ビジョン>の絵を描く2017年チャレンジ』
https://funai-dental.com/booklet/
テキスト目次
■2025年問題を真剣に考える
・今と2025年の違い(起こりうる変化)
・年齢別人口の推移から考える
・歯科事情から考える
・国が掲げる政策の方向性から考える
■2025年問題を乗り越える「育む経営」を実践する
・2025年問題を乗り越える歯科医院型
・集う経営<<<育む経営 にシフトチャレンジ
■2025年とビジョンを組み合わせた経営計画を立てる
・「すごい」医院と「いい」医院の違い
・やりたいこと・やるべきことを3分類に分けて考える
・3つのKPI目標から利益体質安定型歯科を創る
・《ヒト×ユニット》生産性別マトリックス
・2025年を超えて成功する方程式
ぜひ、ご活用いただければと思います。
2017年度も船井総研歯科医院経営コンサルティングチームとの繋がりを宜しくお願い申し上げます。
本年も1年宜しくお願いいたします。
【執筆者:許斐 亜斗】
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