リファラル採用の可能性
- コラムテーマ:
- マネジメント(採用 教育)
皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
本日は「リファラル採用の可能性」というテーマについて書かせていただきます。
アメリカではすでにメジャーな採用手法ですが、
端的に申し上げますと、すでに働かれている既存スタッフのネットワークから、
自院の適性にあった方を紹介・推薦してもらい採用につなげていく方法です。
実際に私のクライアントでも、
リファラル採用を促すために「紹介システム」として制度化し、
歯科医師や歯科衛生士を採用につなげた事例があります。
紹介してくれたスタッフの方には、
職種、雇用形態に応じて還元する仕組みにしています。
また、採用して終わりではなく、
定着し活躍すること大切ですので、
紹介してくれたスタッフの方には、
採用後の教育も担うようにしていただいています。
ただ、紹介システムを制度化したとしても、
「自分の職場は紹介できない」と思われている状況では全く機能しません。
既存スタッフが紹介したくなるまで、
自院の労働条件、働きやすさを整備していく必要があります。
最近は歯科だけでなく有床の病院にも関わっているのですが、
採用が難しいドクター、看護士を採用につなげた事例も共有いただきました。
紹介会社に年収の20~30%を支払うことを考えれば、
紹介をしてくれた自院のスタッフに還元した方がよほど建設的かと考えます。
今後、リファラル採用に関しては、
歯科の中でも重要なテーマとして検討していく必要があるのではないでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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