歯科医院で「ほうれんそう」ができないのはなぜか!?
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- マネジメント(採用 教育)
こんにちは。 船井総合研究所 歯科 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
今日は東京への日帰り出張でした。
スタッフさんの教育以前の問題で悩むことは多い・・・。
例えば・・・
基本的な言葉遣いがおかしい
「ほうれんそう」を理解していない。
仕事に対する考え方がなっていない、
叱っても同じ間違いを繰り返してしまう
先輩や上司に対する態度がおかしい・・・等々
私が普段先生方から良く聞くお話です。
これを能力、資質、の問題として考えるとそこで話は終わります。
それをどのように考え、解決すればよいのか、ということを私は考えます。
私は、その問題の要因は院長とスタッフが「共通の認識」に立っていないこと
が大きな要因であると思います。
考えてみれば、20歳や18歳で社会に出たが、
社会人としての基本的なマナー、や職場でのマナー、
あいさつの正しい仕方、受け答えの仕方、等々を彼女達が学ぶ機会があったでしょうか?
私たちは彼女が自分たちと同じ思考で物事を考えていると
つい思ってしまいがちであるが、全く違うと考えた方がよいでしょう。
年齢も違えば、性別も異なることもありますし、
育った環境、教育も異なる中で、
同じ土俵(共通認識)に立っていないと考えた方がよいだろう、と私は思います。
これらのビジネスマナーを既に学校や前職で身に付けているだろう、
家庭で教わっているだろうと思っていますが、必ずしもそうではありませんし
そこに頼ることも難しい現実があります。
まず、入所した時点で医院が一定の教育を行っておくべきだろうと思います。
中々院長が行うことも難しいでしょうから、第3者の講師から学び、
他のスタッフとも同じ空間で過ごせるようなセミナーに参加するというのも良いと思います。
なぜなら、院長が常々言っていることが社会一般のスタンダードであること、
または近い内容であることを認識しやすいからです。
きちんとした教育を受ければ明らかに変わることを目にしています。
若い人材は明らかに年齢が高い人よりも変化しやすい傾向にあると思います。
技術、技能、ホスピタリティ、サービスの勉強する前提として、
基礎能力の向上という視点もご確認いただければと思います。
明日は大阪府内の医院に伺います。
◾️この記事を書いたコンサルタント
松谷 直樹
売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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