新人スタッフの教育について(2)
- コラムテーマ:
- マネジメント(採用 教育)
こんにちは。株式会社船井総合研究所 歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
(前回の続き)
教育といいますと、マニュアルというものが頭に浮かぶ方も多いと思います。
具体的にはマニュアルも一覧性がたかく全体像が理解しやすいようです。
マニュアルは詳しいものの、全部読もうとすると大変負担がかかってしまいますし、作成も大変です。
そこで私は「3ヶ月チェックリスト」を作成することをオススメしています。
3ヶ月チェックリストとはその職種において3ヶ月間の間に習得してほしいことを箇条書きにしたもののことです。
具体的には衛生士であれば、
1セット(基本セット)の準備(出すこと)ができる
2セットの片付けができる
3患者様の導入ができる(2人同時に呼ぶ、とばす方への声かけ)
4患者様の主訴をきくことができる(再診のKr)
5主訴をDrにきちんと伝えることができる
6新患の主訴をきくことができる
・・・
というイメージです。
目的は何もわからない衛生士に対してウチの院では1ヶ月目にはこういうことを求めています。
2ヶ月目にはこういうことを求めています。ということを基準化し、明示するのです。
衛生士にとってみればなにをどこまで勉強すればよいかという目安になります。
医院にとってみればスタッフの能力向上をある程度均一化しサポートすることができます。
(次回に続く)
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◾️この記事を書いたコンサルタント
松谷 直樹
売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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