歯科医院のマニュアル製作、チーム制度の導入

2008年09月15日 (月)

コラムテーマ:
業務効率化

 
こんばんは。株式会社船井総合研究所  歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹 です。


先般よりお話していました、A医院の事例ですが、少し中断していました。


A医院では勤務Drを採用する話をしていましたね。


その後、スタッフ陣も充実し、新しい取り組みをしてはどうかという話になりました。
先生「最近、だいぶ私の考えていることが伝わってきているようで、一生懸命仕事をしてくれているのを感じています。ところで、今いい感じなので、もう少し新しい、仕事の仕方ができるのではないかと思うんですが、何かよい方法はないでしょうか」


私「そうですね~。それでは各個人ごとに個別の仕事をお願いしていく個人別業務制度というのはどうでしょうか。例えば、来年新しい新人さんが入ってくると思いますが、この方々のために業務マニュアルを作成する必要があると思いますが、これをAさんとBさんにお願いする。また、今作っている矯正のパンフレットがありますが、この患者さん向けのパンフレットをCさんにお願いする。・・・、といった感じで、今まで、院長先生が行ってきた、あるいはやろうとしてできなかった、色々な取り組み事項をスタッフの皆さんにお願いしていくのはどうでしょうか。」


先生「そうですね。今の皆のモチベーションでしたら、何とかやってくれるでしょう」


私「そうですね。そのときに気をつけていただきたいことは、この仕事をお願いします、というのではなくて、何のためにこの仕事が必要なのか。患者さんのためにとってプラスになるからこの仕事をしたいんだという目的をきちんと伝えることです。そうしないと、単に仕事を増えたね。ということになってしまいますので。」


先生「そうですね。わかりました。やってみます!」
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matsutani@funaisoken.co.jp



㈱船井総合研究所 メディカルグループ 松谷直樹あてまでお願いいたします。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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