歯科衛生士に続く 歯科助手、受付が売り手市場へ突入
こんばんは。
船井総研歯科医院経営コンサルタントチームの戸澤です。
私たちは、現在歯科衛生士の採用コンサルティングに力を入れておりますが、
歯科衛生士に続き、歯科助手や受付といった無資格者の求人に関しても、
売り手市場に入っております。
厚生労働省が統計を発表している有効求人倍率の変化をご存知でしょうか。
有効求人倍率とは、公共職業安定所(ハローワーク)で扱った月間有効求人数を
月間有効求職者数で割ったものを表します。
ニュースでも報道されておりましたが、今年の5月時点での有効求人倍率は1.08となります。
ちなみに、リーマンショック後の倍率は0.47でした。
(愛知にいたっては1.57、東京では1.54という数字になっています)
この数字は何を意味するでしょうか。
有効求人倍率が1を超えたということは、求職希望者を企業が求める求人の数が越えた
ということですので、就職の受け皿が広がったということです。
過去、求人倍率が低かった時代は、企業側の受け皿が狭かったわけですから、
歯科医院などに流れてくる求職者は多かったわけです。
だから、求人誌やハローワークに掲載、登録をすると、何十人も応募がくる流れがあったわけですね。
これからはそのように容易にはいきません。
企業が売り手市場になってきたということは、歯科医院業界では
より売り手市場になっていくということです。
つまり、今までと同じやり方で無資格者の採用に対して行っていては、
今までと同じ質のスタッフを獲得することは難しくなります。
今後は、歯科衛生士同様に、全職種で、理念採用を行っていかなくてはなりません。
“やり方”ではなく、“あり方”を見直す必要があるのです。
・どのような方が当院で働いてほしいのか
・当院で働くことでその方にとってどのようなプラスがあるのか
・当院は今後、どこを目指していくのか
このあたりを自問自答してみることが大切です。
頑張ってください!!
皆さまの成長を心から応援しております。
【執筆者:戸澤 良親】
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