正しいミーティングをしよう

2011年06月21日 (火)

コラムテーマ:
開業

みなさん、こんにちは。船井総研 歯科コンサルタントチームです。

日曜日は東京でリーダー研修、昨日は東京の歯科医院さんで支援、本日は旭川の歯科医院さんで支援をさせていただきます。

本日は、ミーティングの正しい運営方法についてご紹介しましょう。

私もよくご支援先のミーティングに参加することは多いのですが、

正しいミーティングを実施しているところは、意外に少ないです。

正しいミーティングとは、私の定義づけは、

「実際診療している生産性を超えることができるかどうか」

です。

つまり、ミーティングは、診療をストップして実施するわけですから、

直接的な生産性は、ゼロです。

たとえば、1時間あたり5000点の生産性がある歯科医院である場合、

2時間ミーティングをしている場合、1万点の生産性がなくなるわけです。

ですから、1万点以上の価値があるミーティングを実施していないと、

ミーティングを実施するよりも、通常通り、診療をしていたほうがよいということになります。

では、どのようなミーティングをしていけばよいのでしょうか。

スタッフの発言が少ないミーティングの原因には、大きく2つあります。

1.どうせ院長に否定されるし・・・

2.この提案内容がしょうもなさすぎて、怒られるかも・・・

過去の経験もあり、心理的にこのように感じているスタッフは少なくありません。

正しいミーティングのコツは、

1.全員おなじ立場に立つ

2.提案ミーティングと検証ミーティングを分ける

ことが大切です。

ドクター、歯科衛生士(看護師)、歯科助手(看護助手)といった職種の権限であったり、

新人、中堅、幹部などの職歴権限がミーティングで出てしまうと、

出てくるはずの提案も若手や無資格者からは出てこなくなります。

また、どんなくだらないことであっても、

提案と検証をミックスさせてはいけません。

一度、どんなくだらない提案だろうが、お金がかかりすぎる提案だろうが、

全て共感し、全て聞き出していきます。

全て挙がった提案を、後で検証していけばよいのです。

ミーティングの経験も増えれば、提案の質も高まっていきます。

是非、実践してみてください。

応援しております。

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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