ファミリーレストラン型医院or専門店型医院 どちらを目指しますか?
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皆さん、こんにちは。
船井総研 メディカルグループ 歯科コンサルタントチーム。
昨日は、三重県のクライアント先にお伺いさせて頂きました。
年末研修として、スタッフ向けの研修と院長向け医療経営基礎研修を行いました。
この医院さんは、普段ミーティングをされていないので、
スタッフの考え方やドクターの考え方がお互いに理解でき、良い機会ではなかったのではないかと思います。
最後に、院長の娘さんとも遊び、私自身も楽しく、充実した1日を送ることができました。
ちなみに、その娘さんのお写真です。
さて、本日は、
「ファミリーレストラン型医院」を目指すか、「専門店型医院」を目指すかです。
今日は、大阪の某有名ドクターとお話させて頂いていたのですが、
医科業界では「専門性が薄れてきた」とおっしゃられていました。
私も医科では、そのように思います。
歯科業界も数年前までは、ファミリーレストラン型医院が多かったですが、最近では、専門店型医院にシフトしているクリニックが増加しています。
つまり、歯科と医科では正反対の方向へ向かおうとしています。
念のため、説明しておきますが、
ファミリーレストラン型医院とは、診療科目や診療フィールドを広げていき、ターゲット層を広げる医院のことです。この形態だと、診療圏範囲はどうしても、狭くなります。
医科であれば、標榜科目を増やす考え方です。
「耳鼻咽喉科」だけではなく、「耳鼻咽喉科 アレルギー科」としたり、
「泌尿器科」だけではなく、「泌尿器科 内科 皮膚科」といったところです。
歯科であれば、
「一般歯科、審美歯科、矯正歯科、インプラント、義歯治療、予防歯科」などとフィールドを広げる考え方です。
専門店型は、お分かりであるとおもいますが、
専門性を活かして診療をすることですから、ターゲット層、フィールドを絞込む考え方です。専門性が高まると、診療圏範囲は拡大していきます。
これは、立地や科目状況によっても異なりますので、ここで一概に、どちらがよいとは言い切れません。
しかし、これだけは分かっておいていただきたいと思います。
フィールドを広げるということは、専門性が薄くなることを。
これから、医療機関に、今以上に患者さんは価値を求める時代になります。
今自分が侵されている症状を専門的に診ている医院に行くようになるでしょう。
最近、内科が苦しんでいるのも、ここに理由があります。
今まで風邪を内科で治していた患者さんも、
今では耳鼻咽喉科にいくようになったり、子供であれば、小児科につれていったりと、より特化している医院に流れる傾向があります。
ターゲット層、フィールドを広げ、今の診療圏範囲で勝負するのか
専門性を高くし、診療圏範囲の拡大を目指すのか
決めるのは、皆様です。
この機会に、是非、一度お考えいただけければと思います。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
心から感謝しております。
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担当:歯科コンサルタントチーム
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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