誰でも出来ることは誰にでも出来ない‐歯科医院経営のツボ‐

皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
 
『コロンブスの卵』の話を聞いたことがあるでしょうか？
 
新大陸発見を祝う式典でコロンブスの成功を妬む人々に、
「西に行けば誰でも大陸を見つけられた」と言われたことに対して、
「この卵をテーブルに立てられる人はいますか？」と言ったが誰もできなかった。
しかし、コロンブスは卵の片方を割って実際にたててみせました。
「そんなこと誰でもできるじゃないか！」と言われたことに対して、
「人がやった後なら、誰でもできるんだよ」と切りかえしました。
 
インターネットで検索すると、ざっとこんな話がでてきます。※諸説あるようですが
 
このお話のポイントとしては、
「誰でも出来そうなことを、最初に実行することは難しい」ということです。
 
私は船井総研が提案するビジネスモデルも似たような面があると思っています。
医療、住宅、美容、自動車、士業、飲食……など各業界・業種で、
船井総研が提案しているモデルも仕組み自体は案外簡単なものが多いです。
 
セミナーに参加して一度説明を聞けば、
「確かにそれならやれそうだ」「意外に簡単にできそうだ」
と思う参加者の方が、実際多いのではないでしょうか？
 
それは、ターゲットを絞ったり（変更したり）、
見過ごされてきた誰も手をつけていない（空白マーケット）を狙ったり、
業界の成熟度や時代背景に合わせて体系化したノウハウを伝えているからだと思います。
 
歯科業界では過去１０年間に成功した経営モデルが、
すでにノウハウとして普及し一般化することで、
医院モデルがすでに同質化してきています。
 
例えば、幅広い診療メニューを揃えていたり、
似たようなホームページを持っていたり、
待ち合い室での接遇力の強化をしていたり、
クリスマス会やお仕事見学会などのイベント性の付加を
しているといったものです。
 
そこで、一点を強化することで専門性を高め、
他の医院と差別化をはかり、地域ですみわけるために、
４つのモデルとして今回のセミナーでご提案しているのが、

• 「自費の義歯強化モデル」
• 「床矯正特化モデル」
• 「自費クラウン４．９８万円モデル」
• 「自費メインテナンス強化モデル」

 
これらのモデルを本当にざっくりと説明すれば、
上の２つはターゲット（シニアor小児）を絞ったアプローチ、
下の２つは空白マーケットを狙うといったものです。
 
他にもご提案できるターゲットや切り口もありますが、
院長先生の思いや医院の状況に応じて、
セミナーの中だけでも４つの方向性を考えていただけます。
 
実際、大阪でご参加いただいたセミナーの満足度は、
全体的に非常に高かったのではないかと思います。
 
ただ、セミナーにご参加いただいた方からよくあがってくる言葉に、
※今回のセミナー参加者の方を指している訳ではありません
 
「うちの医院とは状況が違うから」
「スタッフが足りていないから」
「良いとは思うんだけど、やる時間がないから」
 
こういった言葉を本当によく耳にします。
 
ご提案はいたしますが、最後に決めるのは院長先生です。
決めていただきさえすれば、後は全力でサポートいたします。
 
「やるということを決めること」
 
成功するために、本当に重要なのはこの一点のみです。
 
コロンブスは「新大陸を発見する」ということを決めたからこそ、
その目標を達成できたのだと思います。
 
医院の成長は、院長先生の思い一つで変わります。
 
たとえどんな小さなことでもかまいませんので、
良いと思ったことはやると決めて実行していただければ幸いです。