日本一クラスの歯科医院の売上規模はどれくらいなのか?

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【歯科業界】経営状況を数値化し経営を合理化!船井総研独自の経営数値を公開

本日は歯科医院の売上規模について考察してみます。

船井総合研究所歯科医院コンサルティングチームでは定期的に日本国内の歯科医院の売上規模や従業員数を調査し、歯科医院の売上がどのように変化しているのかをリサーチしています。

2021年末頃に行った調査では、およそ年間売上2億円以上の法人・クリニックが1500件程度、1億円以上の法人・クリニックは6000件程度と把握しています。
(複数院運営している法人の場合は合計額を売上とみなしています。)

つまり、おおまかな捉え方にはなりますが、全国約68000件の歯科医院のうち2億円以上の歯科医院は上位約2%、1億円以上の以上の歯科医院は約10%程度に入っていると考えることができます。
但し、誤差はあるかと思われますので、あくまで参考、目安の数値として見ていただければと存じます。

日本の歯科医院の平均売上が約5000万円であることを考えると、年間売上2億円以上の歯科医院がいかに少数であり、歯科医院という医療業態上難易度の高い売上規模だということがわかるかと思います。

では、日本で一番クラスに大きな歯科医院はどれくらいの売上規模となるのでしょうか?

日本一クラスの歯科医院の売上規模は約70億円前後

ご想像のようにこのクラスになると複数医院を展開している法人が規模的には大きくなるわけですが、私どもが把握しているデータによると年間約70億円前後になります。

また、2019年頃に確認したデータですと年間売上10億円程度以上の法人は約70件程度でしたが、2021年頃になりますと、約100件程度に増加していました。

このことは大型の複数院展開歯科医療法人が増加傾向、成長傾向にあると考えられます。
おそらく今後の歯科業界はより大規模化する、より成長傾向にある歯科医院が増えていくことと言え、歯科医院経営も個人経営ではなく企業経営化されていくものと予測できます。
表現を変えれば、既に進んでいる歯科医院の二極化がさらに進行する可能性が高いと考えられます。

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