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こんにちは。株式会社船井総合研究所の眞野と申します。

船井総合研究所は、中堅・中小企業のあらゆる業種業界の経営者に向けて、業績アップを叶えるビジネスモデルやマーケティングノウハウを提供するコンサルタント会社です。
“歯科”という業種業態に関しては、専任コンサルタントが30名以上在籍しており、日々全国のクリニック経営をサポートし、300件を超えるクリニックをサポートさせていただいております。

メルマガをお読みで、将来的に独立開業を予定している先生方に向けてご開業後に必ず悩むであろう事柄について紹介させていただきます。ご覧いただいて絶対に損はないので、最後までどうぞご一読ください。

唐突ですが、将来経営していくクリニックのビジョンや目標を具体的に描いていらっしゃいますか？

おそらくは「まだまだ全然考えていない」と答える方が大半だと思います。
ですが、開業の準備を進めて残り半年をきっても具体的に考え、まとめ切れている先生というのは少数派だと思います。
そのくらい、多くの先生が1人の臨床家としての独立のみを考え、開業を実現する傾向が強い業界です。だからこそ、今回のような経営やマーケティングの話題も積極的に情報収集していただきたいと考えております。

では本題ですが、現在は勤務医である先生方にクイズです。
独立開業をした先生方の抱える悩みとは、どんな事柄が多いでしょうか。

答えは、下記の2点です。

①従業員の採用（雇用）ができない。雇用しても早期に退職してしまう。
②既存のクリニックでは狭くて発展性がない。

もちろん、全ての先生が必ず悩んでしまうことではありませんが、①はほとんどの先生が課題認識を持つことでしょう。
②は業績の良いクリニックを経営する先生に限った悩みかもしれませんが、前向きな意味で悩まれ課題認識を持たれることが多いと言えます。

少し詳しく解説いたします。

①の従業員採用や定着に関しては、業績の良し悪しやクリニック規模に関わらない課題となるわけですが、理由としてはシンプルに人手不足のためです。厳密にいうと、より増員を求めているクリニック数や募集数に対して、求職者の人数が少ないということです。
歯科業界は医療業界全般の中でも“予防”という観点がとても進んでいますし、歯周治療～安定期処置（SPT）を担う歯科衛生士はどんなクリニックでも必要とする職種となるので、ある意味業界としての問題・課題なのかもしれません。

②のクリニックの拡張性という意味での狭さに関しては、（診療ユニット10台超えなどの大規模クリニックを除いて）新規開業時の想定や設計の甘さに起因すると言えます。少々厳しい表現かもしれませんが、クリニックの拡張性に悩みを抱える先生の多くは開業時に事業計画として考える規模感が小さい（少ない）のです。実態として、開業時にクリニックの物理的な部分において、診療ユニット3台でスタートさせ配管を設計しておく最大ユニット数を4台と設計されるケースがとても多いのです。しかしながら、患者さまに多く来院いただけてSPTを軸とするメンテナンスも着々と溜めていけたとすると、診療ユニット4台はすぐにキャパシティー超えとなってしまいます。ゆえに、クリニック経営が好調に推移できた先生であれば5年もすれば物理的に頭打ちになってしまいますし、決して順調とはいえずとも粛々と業績をあげていくことで約10年で一杯となるでしょう。

上記のように、開業後の悩みは一例にすぎないと思われるかもしれませんが、かなり多くのクリニック経営者である先生が思い当たる節があると思います。
もちろん、②のクリニック規模に関しては、購入や借用で土地と共に拡張して解決することも可能ですし、移転をして解決もできます。ですが、いずれにしても外部環境に大きな影響を受けがちであり、希望通りのタイミングや条件で実行できないのが常であります。
※①の解決はまた改めて発信すべく、詳細は割愛いたします

だからこそ、独立開業をされる前の先生にお伝えしたいのが、ご自身の将来設計としてのクリニックの事業計画を綿密に策定することであり、それは叶えたい想いと共に先輩達の事例や実情を踏まえて描いていくこと、そして事業計画を達成できる確度の高い立地選定をすることなのです。

船井総合研究所では、既に開業をされている経営者に向けたマーケティングノウハウや事例を紹介するセミナーだけではなく、開業を検討されている歯科医師向けも様々な情報発信を日々行っております。

これを機に、経営やマーケティングに対する関心度合いも高めていただきたく、無料で進呈する開業レポートをご覧ください。