利益率2倍!?ストック型訪問歯科事業の立ち上げ戦略について

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訪問歯科の始め方の決定版。施設開拓、在宅件数向上モデル

  
今回は表題の件について、書かせていただきます。

訪問歯科の利益率は外来より本当に高いのか?

訪問歯科は外来よりも利益率が高いと言われておりますが、どれくらい利益率に違いがあるのか、シミュレーションしてみました。

売上200万円、レセプト枚数:50枚(在宅への訪問診療と仮定)、歯科医師・歯科衛生士が1名ずつ常勤で診療を行った場合
・レセプト単価:4万円/人(※在宅の患者を月2回訪問した場合)
・訪問回数/月:2回×50枚=100回
・訪問回数/日:100回÷20日=5回/日

利益がどれくらい残るのかという観点から考えると、人件費が約40~45%と大きな割合を占めますが、その他材料費・減価償却費(車両代)など、外来のチェア・機器・賃料等がないため、利益率を高く確保することができる傾向にあります。
例)
訪問DR:日給3万円×20日=60万円
訪問DH:日給1.2万円×20日=24万円
合計:84万円(人件費42%)

弊社クライアント様においても、訪問歯科の利益率は30~50%となっており、外来では約20%とされていることを考えると、相対的に高い利益率といえるかと思います。

勿論、こちらはシミュレーションであり、実際の訪問現場では効率的に診療ができない下記のようなケースも起こり得ます。
・デイサービスの時間を考慮すると、医院都合の時間に訪問ができない
・急な体調不良、または入院により、急遽キャンセルになってしまう
・金銭的に訪問回数を2回から1回に減らしてほしい 等々

訪問歯科の魅力は何といっても院外から収益が増やせることではないでしょうか。先ほどの例でいうと、年間売上2,400万円(月売上200万円)で利益率40%の場合、外来で言えば、年間売上4,800万円に相当します。チェア台数に影響されない業績アップ、売上付加のメリットは見逃せません。

また、社会性の点でも、2022年は診療報酬改定がありますが、国策や時流であることはこれまでの改定の流れからも明らかと言えます。超高齢化や通院困難層の支援という社会課題に貢献できるという観点からも、外来に通えなくなった患者様を最後まで支援、サポートできる体制を作ることが重要だと考えます。

以上、お目通しいただき、誠にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 

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